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【個別銘柄】資源、パナソニ、富士通、プロミス、JT、白色LED

24日の東京株式相場における 材料銘柄の値動きは以下の通り。

資源関連株:三井物産(8031)の終値が前日比3.5%高の1171 円など、卸売、鉱業、非鉄金属株がそろって高い。23日のニューヨ ーク原油先物9月限は前日比2.7%高の1バレル=67.16ドルと3 週間ぶりの高値を回復。米中古住宅販売件数の増加を受け、世界最大 の燃料消費国である米国での需要回復期待が高まった。東京市場でも 関連業種に評価益の拡大など収益期待が広がり、海運株も高い。

パナソニック(6752):8.3%高の1390円と大幅続伸し、半年 ぶりの上昇率となった。リストラ効果やエナジー事業などの成長性へ の評価から、JPモルガン証券では投資判断を「オーバーウエート」 に上げ、目標株価を2000円(従来1100円)とした。

富士通(6702):4.1%高の565円と、ほぼ10カ月ぶりの高値。 12年3月期の利益を過去最高に高める、とする中期計画を23日に 発表。大和総研では、会社計画のハードルは高めの印象があるとしな がらも、予想PER(株価収益率)に割安感があると強調。取引終了 後には「3(中立)」の判断を「2(アウトパフォーム)」へ上げた。

その他金融株:プロミス(8574)が11%(100円)高の996円 と値幅制限いっぱいのストップ高。JPモルガン証券は株価が下落し 過ぎたとし、投資判断を「ニュートラル」へ引き上げた。これが刺激 材料となってアイフル(8515)など同業のその他金融株もそろって 高い。その他金融業指数は、東証1部業種別上昇率で首位。

JT(2914):2.8%安の25万2600円と、東証1部売買代金 上位で下落率の大きさが目立った。民主党が8月の総選挙を控えてま とめた「政策集INDEX2009」で、たばこ税について「喫煙率を 下げるための価格政策の一環として位置付ける」と課税方法の見直し を掲げた。たばこ販売の不透明感のほか、米景況感改善による景気敏 感株への資金シフトもマイナス要因となった。

東洋炭素(5310)などLED関連:クレディ・スイス証券では 23日付で、白色発光ダイオード(LED)に関するテーマリポート を作成し、白色LEDの勝者は東洋炭素、住友電気工業(5802)、 大陽日酸(4091)、シャープ(6753)だと分析している。東洋炭素 は12%(500円)高の4820円と2日連続でストップ高、住友電工 は年初来高値を更新し、シャープ、大陽日酸もそろって上げた。

キヤノン(7751):4.4%高の3300円。日興シティグループ証 券では23日付で調査を開始し、投資判断を買い推奨とした。複写機 底入れに反して株価バリュエーションは歴史的低評価と指摘。

アドバンテスト(6857):4.4%高の1877円。第1四半期(4 -6月)の半導体検査装置の受注高が1-3月期に比べ約2倍の100 億円超になったようだ、と24日付の日本経済新聞朝刊が報道。リス トラ関連費用がなくなり、4-6月期の連結営業赤字は80億円と、 1-3月期(340億円)から縮小したとしている。

キャノンファインテック(6421):5.6%安の1180円と午後に 急落。午後1時に09年12月通期業績予想の下方修正を発表、純利 益を従来予想の23億円から1億5000万円に引き下げた。第2四半 期末の配当予想も1株12円と、前年同四半期末に比べ3円減配。

日本高純度化学(4973):9.7%高の36万2000円。みずほ証 券では、めっき薬品の需要回復に加え、新製品も順調な立ち上がりだ と高く評価。23日付で投資判断の「1(強い買い)」を強調すると ともに、目標株価を35万円へ引き上げた。

中部飼料(2053):8.9%高の820円と午後に急騰。昨年12月 以来、7カ月ぶりの上昇率を記録した。顧客先ごとのニーズを勘案し た差別化飼料の売り上げが伸び、今期(2010年3月期)業績は従来 計画を上回る見通しと午前の取引終了後に発表。個別のニーズに合っ た差別化飼料の伸びを評価した。

エスエス製薬(4537):4.2%高の517円。第2四半期(1月 -6月)の連結営業利益は前年同期比31%増の17億8000万円とな ったもよう。従来予想は9億円だったことから、一転して増益になっ た。新製品「スルーラックデトファイバー」など便秘治療薬「スルー ラック」群のほか、ドリンク剤「エスカップ」群、鎮痛薬「イブ」群 の売り上げが計画を上回った。構造改革によって収益性も改善した。

トヨタ自動車(7203):2.5%高の3750円。米国株高や為替の 円安が追い風となった。また、米カリフォルニア州にある米ゼネラ ル・モーターズ(GM)との合弁工場、ニュー・ユナイテッド・モー ター・マニュファクチャリングを閉鎖する方針を固めた。トヨタが主 力工場を閉鎖するのは国内外でこれが初めて。

KDDI(9433):1.4%安の50万5000円と続落。朝方は上 昇で始まったものの、買いが続かなかった。第1四半期(4-6月) の連結営業利益は前年同期比14%増の1418億2600万円となった。 大和総研では、決算に大きなサプライズはないが、販売手数料単価水 準に大きな課題が残ると指摘した。

みずほフィナンシャルグループ(8411):0.5%安の208円と、 変わらずを含め6日ぶりに反落。公募増資に伴う新株発行分をTOP IXに組み入れるリバランスがきのうの取引終了で反映された反動に 加え、現在の株価が公募価格(184円)より高く、売却がきょうから 可能になったことで売りが増加した。

カゴメ(2811):4.1%高の1655円。第1四半期(4-6月) の連結営業利益は前年同期比86%増の28億200万円となった。売 上高は前年を下回ったが、固定費削減や原価低減活動が寄与した。

小野測器(6858):3.1%安の402円。主要顧客である自動車 業界や電機業界での設備投資抑制により、稼働率が低下したほか、収 益性の高い製品の売り上げが減少。09年12月期の連結営業損益は 従来予想の5億円の黒字から一転、17億5000万円の赤字に転落す る見通しとなった。前年同期は24億円の黒字。業績悪化で期末配当 予想を10円から5円へ引き下げた。

エービーシー・マート(2670):4%高の2765円。野村証券 では24日、想定以上の好業績や中期的な優位性の高まりを評価し、 投資判断を「2(中立)」から「1(買い)」へ引き上げた。

オービック(4684):2.7%高の1万5840円。第1四半期(4 -6月)の連結営業利益は前年同期比6.9%増の35億9100万円だ った。三菱UFJ証券では、ソフトウエア受注が低迷した点はネガテ ィブだが、想定以上の粗利益率改善など収益安定性を確認できる内容 とし、投資判断の「1(強いアウトパフォーム)」を確認。

FCM(5758):200円(16%)高の1450円と、ストップ高 比例配分。なお30万株の買い注文を残した。営業強化や経費削減、 生産効率向上への取り組みで、10年3月期の単独営業利益は前期比 2倍の3億800万円となる見込み。従来予想(2億1700万円)に比 べ、42%の上振れとなる。同社はワイヤーやケーブルなどに使われ る電機材料メーカー。

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