米国株:大幅高、決算と住宅統計で-ダウ9000ドル台

米株式相場は大幅上昇。ダウ工 業株30種平均は今年1月以降で初めて9000ドルを上回った。イン ターネットオークションのeベイや自動車のフォード・モーター、 電話大手AT&Tの決算が予想を上回ったほか、6月の米中古住宅 販売が予想以上に増加したのが買い材料だった。

eベイは大幅高。同社の好決算は電子商取引への消費者需要が 回復し始めてきたことを示唆していると受け止められた。フォード も高い。経費削減や国内市場のシェア拡大が奏功し、四半期決算の 赤字幅はアナリスト予想より小幅だった。

AT&Tは上昇。同社が米国で独占契約している米アップルの 「iPhone(アイフォーン)」が四半期利益を押し上げた。D. R.ホートンを中心に住宅建設株13銘柄はすべて値上がりした。 中古住宅販売は3カ月連続でプラスの伸びを記録した。

S&P500種株価指数は前日比2.3%高の976.29。オバマ米大統 領が選挙に勝利した昨年11月4日以来の高値を記録した。ダウ工 業株30種平均は同188.03ドル(2.1%)上昇の9069.29ドルで終了 した。ナスダック総合指数は2.5%高の1973.60で、昨年10月以来 の高水準。この日は1992年以降では最長となる12日の続伸だった。

ダウ9000ドル

ビクトリー・キャピタル・マネジメントのファンドマネジャー、 マイケル・コスバ氏は「ダウが長らく9000ドルを下回っていたこ とを考えると、この日の相場には励まされる。企業の四半期決算が 予想以上に好調なのが買いを誘っている。厳しい経済状況下にありな がら、好調な決算を発表する企業に希望が持てる」と述べた。

S&P500種は今月10日以降、11%上昇した。S&P500種採 用銘柄で四半期決算を発表した158社のうち、建機メーカーのキャ タピラーや半導体メーカーのインテルなど、75%の企業がアナリ スト予想を上回る結果だった。

ブルームバーグのまとめたデータによると、これまで決算を発 表した企業の業績は前年同期比で平均25%の減益。17日時点でア ナリストは33%減を予想していた。

シティグループは、多くの企業決算が予想を上回っていること から、今年と来年のS&P500種企業の利益見通しをそれぞれ

9.8%と11%引き上げた。

eベイ、フォードが高い

eベイは11%上昇。同社の売上高見通しはアナリスト予想を上 回った。eベイに追随してテクノロジー株が買われ、S&P500種 テクノロジー株価指数は昨年9月以来の高水準に上昇した。

テクノロジー株価指数は今月10日以降、14%上昇した。アップ ルやインテルの好決算が寄与した。

フォードは9.4%高。米政府による救済を回避した唯一の米大手 自動車メーカーである同社の4-6月期決算は、一部項目を除くベ ースで1株当たり21セントの損失だった。ブルームバーグがまとめ たアナリスト12人の予想平均は、1株当たり50セントの損失だっ た。

AT&T、住宅株

AT&Tも上昇。同社の4-6月期決算は一部コストを除くベ ースで1株当たり54セントと、アナリスト予想を5.3%上回った。

住宅建設株は5.2%高。全米不動産業者協会(NAR)が発表し た6月の中古住宅販売件数(季節調整済み、年換算)は前月比3.6% 増の489万戸となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト予想中央値は1.5%増だった。

化学大手3Mは7.4%高。ダウ平均銘柄のうち値上がり率が最大 だった。4-6月決算は、一部項目を除くベースで1株当たり利益

1.20ドルと、アナリスト予想を28%上回った。同社はまた、今年 の利益見通しを上方修正した。

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