7月23日の米国マーケットサマリー:株が大幅高、ダウ9000ドル台

ニューヨークの為替・株式・ 債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.4199 1.4220 ドル/円 94.99 93.68 ユーロ/円 134.88 133.18

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 9,068.91 +187.65 +2.1% S&P500種 976.28 +22.21 +2.3% ナスダック総合指数 1,973.60 +47.22 +2.5%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 1.04% +.10 米国債10年物 3.68% +.13 米国債30年物 4.56% +.11

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 954.80 +1.50 +.16% 原油先物 (ドル/バレル) 67.16 +1.76 +2.69%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロで一時7週間ぶり の安値を付けた。円も安い。予想を上回る決算を発表する企業が増え、 高金利資産への需要が高まった。

円はスウェーデン・クローナやノルウェー・クローネに対しても 下落。日本の金融機関が海外資産に投資するファンドのため、少なく とも7000億円の調達を進めていることも円売り材料。カナダ・ドル は米ドルに対し、6月3日以来の高値を付けた。カナダ銀行(中央銀 行)が同国のリセッション(景気後退)が終わりつつあるとの報告書 を発表したことがきっかけ。

シュローダー・インベストメント・マネジメントの資産運用担当 者、ウォーレン・ハイランド氏(ロンドン在勤)は「現在のリスク志 向には強い勢いがある。デフレになるとの確信でもない限り、投資収 益率ゼロの現金相当資産に資金をとどめておくことはできない。わた しはドルの先行きに弱気だ」と述べた。

ニューヨーク時間午後1時19分現在、ドルはユーロに対して1 ユーロ=1.4236ドル。一時は1.4291ドルと6月3日以来の安値 を付ける場面があった。円は対ユーロで1.4%下落。1ユーロ=135 円2銭(前日は133円18銭)となった。対ドルでの円は1.3%安の 1ドル=94円90銭。

◎米国株式市場

米株式相場は大幅上昇。ダウ工業株30種平均は今年1月以降で 初めて9000ドルを上回った。インターネットオークションのeベイ や自動車のフォード・モーター、電話大手AT&Tの決算が予想を上 回ったほか、6月の米中古住宅販売が予想以上に増加したのが買い材 料だった。

eベイは大幅高。同社の好決算は電子商取引への消費者需要が 回復し始めてきたことを示唆していると受け止められた。フォードも 高い。経費削減や国内市場のシェア拡大が奏功し、四半期決算の赤字 幅はアナリスト予想より小幅だった。

AT&Tは上昇。同社が米国で独占契約している米アップルの 「iPhone(アイフォーン)」が四半期利益を押し上げた。D. R.ホートンを中心に住宅建設株13銘柄はすべて値上がりした。中 古住宅販売は3カ月連続でプラスの伸びを記録した。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株 価指数は前日比2.3%高の976.29。オバマ米大統領が選挙に勝利し た昨年11月4日以来の高値を記録した。ダウ工業株30種平均は同

188.03ドル(2.1%)上昇の9069.29ドルで終了した。ナスダッ ク総合指数は2.5%高の1973.60で、昨年10月以来の高水準。こ の日は1992年以降では最長となる12日の続伸だった。

ビクトリー・キャピタル・マネジメントのファンドマネジャー、 マイケル・コスバ氏は「ダウが長らく9000ドルを下回っていたこと を考えると、この日の相場には励まされる。企業の四半期決算が予想 以上に好調なのが買いを誘っている。厳しい経済状況を考えると、好 調な企業決算には希望が持てる」と述べた。

◎米国債市場

米国債相場は続落。株式相場の上昇に加え、米財務省が発表した 来週の入札規模が総額1150億ドルと過去最大となり、景気刺激や債 務償還に向け前例のないペースでの借り入れが一段と加速しているこ とが示されたことに反応。

10年債は約1週間ぶりの大幅下落。ダウ工業株30種平均は1月 以来初めて9000ドルを超えた。財務省が1週間に3回の利付国債と 1回のインフレ連動債入札を実施するのは、1976年に定期入札を開 始して以来2度目となる。

イートン・バンス・マネジメント(ボストン)のシニアトレーダ ー、スチュアート・テーラー氏は「入札ニュースに対する信じ固いほ どの不安感と株高」を指摘、「この両方が利回りへの圧力になってお り、質への逃避買いが排除されている」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後1時16分現在、10年債利回りは前週末10ベーシスポイント (bp、1bp=0.01ポイント)上昇の3.65%。10年債(表面利率

3.125%、2019年5月償還)価格は25/32下げた95 22/32。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続伸。ドルの下落を背景に代替投資先 としての金への需要が強まり、5週間ぶり高値を付けた。

今週に入り金は1.8%上昇している一方、ドルは対ユーロで

0.7%下げている。朝方の取引では金は1オンス=957.50ドルと、 6月12日以来の高値まで上昇した。

バーナード・ジェイコブズ・メレット(コネティカット州)のア ナリスト、パトリック・チドリー氏は「今後ドルが下げると予想する 理由はいくつもあり、実際そうなれば、その恩恵を受けるのは金だろ う。だが、必ずしもすぐにそうなるとは限らない」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先 物8月限は前日比1.50ドル(0.2%)高の1オンス=954.80ドル で取引を終了した。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油相場は上昇し、3週間ぶり高値。米中古住宅販 売件数の増加を受け、世界最大の燃料消費国である米国での需要回復 へ期待が高まった。

原油相場は一時3.2%高。全米不動産業者協会(NAR)がこの 日発表した6月中古住宅販売件数が3カ月連続のプラスとなったこと を好感。ダウ工業株30種平均は2%超上昇し、1月以来初めて 9000ドルを突破した。

BNPパリバ・コモディティー・フューチャーズ(ニューヨー ク)の上席エネルギーアナリスト、トム・ベンツ氏は、「住宅販売統 計と一部決算が新たな楽観につながり、それが相場を押し上げてい る」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物9月限は前日 比1.76ドル(2.69%)高の1バレル=67.16ドルで終了した。年 初来では50%値上がりしている。

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