米ダラス連銀総裁:景気は「かすかな回復」、国債購入拡大に反対

米ダラス連銀のフィッシャー総裁 は23日、景気回復が進んでいる可能性が高いと指摘しながらも、勢い 付くには時間がかかるかもしれないと述べた。

同総裁はカリフォルニア州カールズバッドで講演し、「恐らく、 かすかな回復が始まっている。その強さと持続性が懸念事項になるだ ろう」と語った。

さらに「在庫調整は歓迎されるが、その効果は一時的だ。家計と 企業は支出よりも貯蓄の増大やバランスシートの改善に動くだろう。 消費の回復は緩やかになる」と述べた。

国債購入拡大に反対

FRBによる国債購入については「許容できるリスクとできない リスクの境目にかなり近いと思う。個人的には、今秋までに総額3000 億ドルと規定されている国債購入計画を拡大することも延長すること も望まない」と述べ、拡大に賛同しない考えを明らかにした。

フィッシャー総裁はまた、政治的な反対を受けながらも、金融当 局は利上げを準備し、FRBのバランスシート拡大をやめるべきだと 主張。「われわれの決意に疑いの余地はない。金融政策が効果を表す までには時差があり、政治的にやりやすくなる時期よりもかなり前に 引き締めという『引き金を引く』必要が出てくることを当局は熟知し ている」と話した。

FRBは6月、緊急融資プログラム1本を終了させ、2本を縮小。 前例のない市場介入の終えんに向け1歩踏み出した。一方、利上げの 用意がないことも示唆し、景気がさらに悪化した場合、国債や住宅ロ ーン担保証券(MBS)の購入を拡大する選択肢も残した。

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