カナダ中銀:リセッション脱却予想も、通貨高で成長鈍い

カナダ中央銀行は23日、金融 政策報告を発表。商品相場と消費者信頼感の改善により、同国経済 はリセッション(景気後退)から脱却しつつあるとの見方を明らかに した。ただ自国通貨の上昇が回復の足を引っ張ると付け加えた。

カナダ中銀は同報告書で7-9月期経済は年率1.3%のプラス成 長になるとの見通しを示した。これは従来予想のマイナス1%からの 上方修正。この見通し通りになれば、昨年第4四半期から始まったリ セッションが終了することになる。

同報告書には「これまでよりもやや前向きな短期的見通しは、 一般家計および企業での支出削減が一段と緩和していることを示唆 している。信頼感への悪影響が消えつつあるほか、金融市場の環境改 善、さらに従来予想よりも交易条件の好転が加速している点が背景に ある」と記述されている。

一方、「カナダ・ドルやそのボラティリティーの上昇は経済成長 の足を著しく引っ張り、インフレに一段と下振れ圧力をかける可能性 がある」と指摘。2011年末までの米ドルに対するカナダ・ドル相場 を平均1カナダ・ドル=87米セントと予想した。

最近のカナダ・ドル高については、商品価格の上昇と「米ドルの 全般的な弱さ」を反映しているとの認識を示した。

原題:Bank of Canada Says Recovery Muted by Strong

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE