中国首相と政治局、「適度に緩和的な」金融政策継続を表明

中国の温家宝首相と同国共産党の 政治局はいずれも23日、「適度に緩和的な」金融政策を維持すると表 明。ローン急増や資産価格の上昇で当局が利上げに踏み切るとの観測 に水を差した。

国営テレビの報道によると、同国共産党の最高意思決定機関であ る政治局は現在の政策を維持する意向を表明。一方、政府ウェブサイ トに掲載された新華社通信によると、温首相は中国経済が極めて重要 な段階を迎えており、「明るい兆候」を示していると発言。政府は積 極的な財政政策を継続し、4兆元の景気対策を完全に実行すると言明 したという。

2009年上半期には中国の新規ローンは1兆ドルに達し、前年同期 の3倍以上に急増。上海総合指数は昨年11月に付けた安値から95%値 上がりしている。中国政府は株式および不動産バブルのリスクと、雇 用創出および経済成長との均衡を取ろうとしている。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) の中国担当チーフエコノミスト、ベン・シンフェンドーファー氏(香 港在勤)は「中国人民銀行が近く利上げを実施するとの見方が浮上し ている。経済成長と資産インフレのバランスが鍵となるだろう」と指 摘した。

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