ITHLD株が11カ月ぶり高値、フィデリティ保有や収益改善期待

情報サービス大手のITホール ディングスの株価が3連騰で、一時前日比3.5%高の1930円と 2008年8月以来、約11カ月ぶりの高値を付けた。米国系運用会社 のフィデリティ投信が同社株を大量保有していることが分かり、投資 魅力の高い銘柄と市場で再認識された。またアナリストの間では、業 績改善の確度が高まったことを評価する声もある。

フィデリティ投信が22日に関東財務局へ提出した大量保有報告 書によると、15日までにITHLD株をグループ全体で合計452万 7900株保有、発行済み株式総数に対する割合は5.24%となった。

クレディ・スイス証券の森本展正アナリストは、「業績に対する 信頼性が再評価されている。フィデリティも、業績改善がはっきりし てきていることで買っているのだろう」との見方を示した。

森本氏は15日付の投資家向けレポートで、クレジットカード会 社向けの大型不採算案件なくなり、収益は大幅に改善すると指摘。さ らにインテックの不採算案件がなくなる点や、子会社ユーフィットが クレジットカード会社向けの運用好調で、計画を上回るペースで推移 している点にも言及。また、ネクスウェイの子会社化(売上高で20 億円、営業利益で1億円)も収益改善要因と分析している。

クレディS証では、ITHLDの第2四半期(09年4-9月)、 10年3月通期業績とも保守的な会社側計画(第2四半期営業利益で 95億円、通期245億円)を上回る可能性が高いと予想。投資判断 「アウトパフォーム」を継続し、目標株価は前回2080円から2440 円に引き上げている。

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