スマートグリッド関連株が午後一段高、野村がリポート

トーカロや日本ガイシなど、次 世代送電網「スマートグリッド」関連株の一角が午後に一段高。米オ バマ政権のグリーンニューディール政策で関連インフラ投資の増勢が 予想され、ビジネスチャンスの拡大を期待する買いが優勢。野村証券 は22日付で、スマートグリッドに関するテーマリポートを作成した。

野村証では、参考銘柄としてトーカロ、ガイシ、メガチップス、 住友電気工業などを挙げる。トーカロは午前半ばに前日比200円 (15%)高の1507円とストップ高(制限値幅いっぱいの上昇)を付 けた後、ストップ高買い気配となったままでその後は売買が成立して いない。ガイシは5.9%高の2145円、メガチップスは6.5%高の 2450円と急伸、住友電工は5.9%高の1118円まで買われた。

リポートでは、日米欧の今後20年の累積投資額は約1兆2500 億ドルに達し、投資額のピークは2018年から22年にかけてと予測。 日本企業は現在、蓄電池や超電導ケーブルなどの分野で世界最先端の 技術力を有しているとし、スマートグリッド関連投資拡大の恩恵を享 受することは十分可能と指摘している。

超電導技術への期待で住友電工が買われたことが刺激となり、古 河電気工業やフジクラなど電線株も軒並み上昇。電線株を含む非鉄金 属指数は、東証1部の業種別33指数で上昇率上位に入る。

スマートグリッドは、IT(情報技術)や通信、蓄電池などを駆 使した分散型電力網。発電所から送・配電線を経由して一方的に電力 を供給する従来型電力網とは異なり、一般家庭にある太陽光発電や蓄 電池などを電力会社などにも販売できるなど、双方向での電力のやり 取りが可能になる。

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