インド株、シン首相の続投で魅力的な投資先-HSBCのデュカル氏

インド株の運用規模で世界一のサ ンジブ・デュガル氏は、同国株の買いを推奨している。4月から5月 にかけての総選挙でシン首相率いる国民会議派が勝利し、同首相が続 投を決めたことから、資産の売却と投資規制の緩和が進むとの見方が 背景だ。

デュガル氏は、第2次シン政権が海外からの投資誘致とアジア3 位の規模を誇るインド経済の成長を促す政策を講じることでインド株 が恩恵を受けるとみている。同氏はHSBCホールディングス傘下の ハルビス・キャピタル・マネジメント(シンガポール)で、投資ディ レクターとして60億ドル規模のインド株を運用している。

ロンドンからの電話インタビューで同氏は、「インドは魅力的な投 資先だ」と指摘。「政権が安定していることから、インドの株価収益率 (PER)は高めとなるはずだ」と述べた。

ボンベイ証券取引所のセンセックス指数は、3月9日に付けた年 初来安値から82%上昇しており、ブラジルとロシア、インド、中国(B RICs)全体をしのいでいる。第1次シン政権は、資産売却や投資 規制緩和に反対した共産党などとの連立に依存していたが、5月の総 選挙での圧勝で、この依存度は低下した。

デュガル氏が手掛けるルクセンブルク籍のインディアン・エクイ ティ・ファンドは、海外投資家向けに46億ドルの資産を運用。同フ ァンドの今年これまでの運用成績はプラス78%で、ブルームバーグの データによれば、インドを投資対象とする資産5億ドル超の株式ファ ンド中で最高となっている。同氏は今年3月時点で、およそ3年ぶり の低水準にある株式相場が、割安感とインド政府の刺激策によって上 昇し、昨年マイナス70%となった同ファンドの成績を改善させること ができると予測していた。

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