野村HDの英国の元営業担当者が提訴-内部告発で解雇されたと主張

解雇されたのは顧客の投資勧誘を めぐる内部告発が原因だったとして、野村ホールディングス(HD) のロンドン拠点で営業を担当していた元社員が同社を提訴した。

この元社員は野村の欧州通信業界担当のシニアスペシャリストだ ったポール・リブ氏。リブ氏は22日にロンドンの雇用裁判所で、リ ーマン・ブラザーズ・ホールディングス在籍時での内部告発が原因で 5月に解雇されたと主張した。野村は昨年10月、リーマンの欧州投 資銀行・株式事業を買収。昨年10月から5月までの間に2000人余 りを削減している。

リブ氏の代理人を務めるアンドルー・ホッチハウザー弁護士は裁 判所でリブ氏について、リーマン幹部がベルギーの通信会社の株式購 入を助言したことで顧客に損失を与えたと2005年に内部告発したこ とをきっかけに、社内で冷遇され始めたと主張した。

リブ氏側によると、幹部らは調査結果を尊重せず、社内の利益相 反規則に違反した。同社が投資銀行業務の手数料を徴収する一方で、 ブラックロックなどの顧客は損失を被ったと主張していた。また、疑 惑の渦中にある幹部らは昇進したが、リブ氏は傑出した業務成績を上 げながら、解雇されたという。

法律上で失明の扱いになっているリブ氏は差別を受けたとも主張 している。

野村のトレーディング責任者、サム・ルイズ氏は審理で、リブ氏 は標準的な手続きに基づく一連の人員削減で解雇されたとし、「厄介 者」として解雇されたのではないと証言した。「もしそうしたかった ら、前に実施していただろう」と述べた。

野村の在ロンドンの広報担当者はこの提訴についてのコメントを 控えた。

To contact the editor responsible for this story: Anthony Aarons at aaarons@bloomberg.net.

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