【個別銘柄】次世代送電網、電気自動車、メディネト、東洋炭、パソナ

23日の日本株相場における材料 銘柄の終値は以下の通り。

トーカロ(3433):前日比15%高の1507円ストップ高(制限値 幅いっぱいの上昇)で、東証1部の上昇率3位。野村証券は22日付で、 次世代送電網「スマートグリッド」に関するテーマリポートを作成。関 連銘柄として同社など7銘柄を挙げた。トーカロは、溶射専門企業で唯 一の上場企業。NAS電池の電池容器の腐食防止に溶射が活用され、同 社の技術が生かされる場面も増えるとしている。紹介されたメガチップ ス(6875)が同4.1%高の2395円、富士電機ホールディングス (6504)が8.1%高の160円。

電気自動車や次世代電池関連:明電舎(6508)が10%高の583円で、 売買代金822億円で東証1部トップ、ジーエス・ユアサコーポレーシ ョン(6674)が6%高の837円で、同211億円で同4位。新型電気自動 車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」について、三菱自動車工業が23 日午後に神奈川県庁前で郵政事業会社など法人向け納車式を行う。ア イ・ミーブ向けの電池材料などを手掛ける銘柄群があらためて注目を浴 びた。三菱自 (7211)は同3.9%高の162円。

メディネット(2370):午後2時に業績予想を修正、その後ストッ プ高水準の2000円(12%)高の1万9000円まで買われた。取引終了 時に一部比例配分、なお10万株超の買い注文を残す。免疫細胞療法を 実施する医療機関数が増加、各種メディアで取り上げられる機会も増え、 同療法の認知度が向上し、今期(2009年9月期)の連結経常利益は1 億5500万円になる見通しとなった。前回予想と比べ1億4500万円 (16倍)の上乗せ。

電気興業(6706):午後1時に業績予想を増額修正、その後5.9% 高の505円まで買われた。終値は2.9%高の491円。デジタル放送関 連の伸びやコスト削減効果から第2四半期(2009年4-9月)の収益 予想を増額、業績が従来計画ほど落ちこまないことが評価された。第2 四半期の連結営業利益は4億円と、従来予想(2億円)から倍増見込み。

オービックビジネスコンサルタント(4733):1.2%高の4150円。 午後2時30分に公表された第1四半期(4-6月)決算によると、単 体営業利益は前年同期比74%増の13億4700万円となった。主力の業 務パッケージソフトウエア「奉行シリーズ」のバージョンアップを進め た結果、売上高が伸び、研究開発費の減少も奏功した。

キャノンマーケティングジャパン(8060):午後2時に6カ月累計 (1-6月期)決算を発表、その後下落幅を広げ、終値は4.1%安の 1438円。オフィス複合機の低迷に加え、システムインテグレーション 事業も減少、上半期の連結純損益は46億円の赤字となった。

東洋炭素(5310):13%高の4320円ストップ高で一部比例配分。 なお6万株超の買い注文を残す。クレディ・スイス証券は22日付で、 投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に2段階 引き上げた。新しい目標株価は5900円。白色発光ダイオード(LE D)装置向けSiCコーティング材料の立ち上がりを期待している。

日本航空電子工業(6807):5.6%高の622円。三菱UFJ証券は 22日付で投資判断を「3(市場平均並み)」から「2(アウトパフォ ーム)」に引き上げた。目標株価は690円。

小糸製作所(7276):2.4%高の1259円。三菱UFJ証券は22 日付で目標株価を1400円、投資判断を「2(アウトパフォーム)」と した。このほか、同証が「アウトパフォーム」とした東海理化 (6995)は3.3%高の1712円と3連騰。

スギホールディングス(7649):2.7%安の1950円。クレディ・ スイス証券は22日付で、投資判断を「中立」から「アンダーパフォー ム」に引き下げた。新しい目標株価は1700円。

パソナグループ(2168):7%安の6万4800円。三菱UFJ証券 は22日付で、投資判断を「3(市場平均並み)」から「4(アンダー パフォーム)」に引き下げた。

KDDI(9433):1.4%安の51万2000円。ゴールドマン・サッ クス証券は22日付で、投資判断を「買い」から「中立」に1段階引き 下げた。ただ、目標株価については従来の53万円から54万5000円に 若干引き上げている。

ケアサービス(2425):9.4%高の5万8200円ストップ高で一部比 例配分。なお960株の買い注文を残す。デイサービス既存店の稼働率 向上とコスト削減策が奏功、10年3月期の単体純利益は前期比2.2倍 の6300万円になる見込み。前回予想5000万円からは26%の増額修正。

ディスコ(6146):5%高の4390円。4-6月期の連結売上高 (速報値)は前年同期比48%減の93億円だった。ただ、主力の精密加 工ツールの売上高が足元で回復、1-3月期(65億円)からは42%増 加した。

東京製鉄(5423):2.9%高の1110円。4-6月期の単独営業損 益は41億円の黒字だった。鋼材受注量が低調、5月16日の岡山工場 電気炉での爆発事故の影響で前年同期比62%の減収だったが、製品出 荷単価が想定を上回り、前年同期の4億7700万円の赤字から改善した。

日本ケミファ(4539):9.4%高の339円。出来高は61万2000 株で、過去5営業日の出来高の平均4万2600株を大きく上回った。23 日付の株式新聞が後発医薬品事業で飛躍する医薬品企業と紹介、個人投 資家などの買いを集めた。

ITホールディングス(3626):2.5%高の1910円、一時1930円 と年初来高値。米国系運用会社のフィデリティ投信が同社株を大量保有 していることが分かり、投資魅力の高い銘柄と再認識された。アナリス トの間では、業績改善の確度が高まったことを評価する声もある。

アイ・エス・ビー(9702):100円(12%)安の729円でストップ 安売り気配のまま終了。主要ユーザーの内製化が進展して受注量が減少 したほか、受注単価の引き下げ要請も重なり、09年12月期の連結純利 益予想を3億4000万円から4500万円に87%引き下げた。年間配当も 従来予想の1株当たり32円から25円に7円減額。

JT(2914):4.5%安の25万9900円。ブラジルの葉たばこ購入 企業のカネンバーグ、同加工企業カネンバーグ・バーカー・ヘイル・ア ンド・コットン・タバコス(KBH&C)を買収すると発表した。10 月にも両社の全株式を取得する。

日立ビジネスソリューション(4738):4.1%安の586円。IT業 界の設備投資抑制傾向が想定以上に強いとして、10年3月期の連結純 利益予想を6億1500万円から3億2500万円に47%減額修正した。前 期比では47%の減益。

日本鋳造(5609):4.2%安の115円。半導体業界向け機能材受注 の回復の見込みが立たず、4-6月期の連結純利益は前年同期比73% 減の6300万円だった。据え置かれた通期予想3億3000万円に対する 進ちょく率は19.0%。

カテナ(9815):3.6%安の239円。製造業などの業況悪化でシス テム商品販売が落ち込んだほか、外資系企業のシステムインテグレーシ ョン投資が減少したことが響き、4-6月期の連結純利益が前年同期比 22%減の2億4400万円に低減した。据え置かれた通期計画(11億 7000万円)に対する進ちょく率は20.9%。

全日本空輸(9202):0.7%安の267円。22日に発表した6月の 旅客輸送実績によると、国際線が前年同月比20%減の27万7790人、 国内線が16%減の288万5468人と大きく減少した。景気低迷や豚イ ンフルエンザなどの影響が出た。ただ7月については、豚インフルの影 響収束、夏の繁忙期に向けた需要喚起策の効果で、国際、国内線とも同 7%減と減少率が縮小すると見ている。

NTTドコモ(9437):0.9%安の13万6200円。23日付の日本 経済新聞朝刊によると、4-6月期の連結営業利益(米国会計基準)は 前年同期比16%減の2500億円程度になったもよう。携帯電話の純増 数はほぼ同水準だったが、割賦販売導入による営業費用の削減効果が一 巡、12年3月末のサービス停止に向け第2世代(2G)携帯電話から 第3世代(3G)への移行促進に伴う費用も膨らんだという。

ドリコム(3793):4万円(20%)高の24万円でストップ高買い気 配のまま終了。保守的に計画していた子会社の合併費用などが想定より も少なく済みそうとし、10年3月期の連結営業利益予想を2500万円 から8900万円に上方修正した。前期比では4.2%の増益となる。

グローバル住販(3259):1万円(14%)高の8万2900円ストッ プ高で一部比例配分。なお530株の買い注文を残す。アスコット (3264)の100%子会社「アスコットコミュニティ」が発行する371 万円の第三者割当増資を引き受ける。増資引受後のアスコットコミュニ ティへの出資比率は28%で、グローバル住販に与える影響は軽微。

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