米モルガンSの報酬費用:総収入に占めた割合は72%-4-6月期

米金融大手モルガン・スタンレー が22日発表した2009年4-6月(第2四半期)決算によると、「優秀 な人材の争奪戦」が激しさを増すなかで、同社の総収入に占めた従業 員報酬・手当費用の割合は72%と、同社より総収入が多いゴールドマ ン・サックス・グループやJPモルガン・チェースを上回った。

サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、ブラッド・ ヒンツ氏は「第2四半期はモルガン・スタンレーの従業員にとって非 常に良い四半期だった。ただモルガン・スタンレーの株主にとっても そうだったかどうかは確信できない」と語った。

ヒンツ氏によると、証券会社の総収入に対する報酬費用の割合は、 2000年以降の平均が約48%となっており、モルガン・スタンレーの例 は「かなり特別」だという。

ゴールドマンが1-6月(上期)に計上した給与・手当・賞与の 費用は過去最高の114億ドルに上り、JPモルガンも投資銀行部門の 報酬を37%増額。モルガン・スタンレーのジョン・マック最高経営責 任者(CEO、64)に対して報酬増額を求める圧力は強くなっている。

モルガン・スタンレーの1-6月期の報酬費用は前年同期比14% 減の59億1000万ドル。総収入は同40%減少した。4-6月期の継続 事業ベースの損益は1億5900万ドルの赤字と、アナリスト予想より悪 かった。これに対してゴールドマンが先週発表した4-6月期の純利 益は過去最高の34億4000万ドルだった。

モルガン・スタンレーのコルム・ケラハー最高財務責任者(CF O)は22日、インタビューに対し「優秀な人材の争奪戦はかつてない ほど熱を帯びているようだ。これが持続可能かどうかは分からない」 と語った。

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