米国株:下落、原油安でエネルギー株に売り-銀行株安い

米株式相場は下落。S&P500 種株価指数が8カ月ぶり高値から下げた。原油価格の下落が嫌気さ れてエネルギー株が売られたほか、米銀ウェルズ・ファーゴの不良 債権の増加が明らかになると、銀行株は値下がりした。

石油のエクソンモービルやコノコフィリップスは下落。ニュー ヨークの原油相場が6営業日ぶりに下落した。米エネルギー省の発 表した原油在庫が予想ほど減少しなかったのが影響した。

ウェルズ・ファーゴは下落。ナスダック総合指数は11営業日続 伸。1996年以降では最長の連続高。世界最大のコーヒー店チェー ン、スターバックスが上場来で最大の値上がりを記録し、コンピュ ーターのアップルは予想以上の好決算を手掛かりに買いが膨らんだ。

S&P500種株価指数は前日比0.1%安の954.07。ダウ工業株30 種平均は同34.68ドル(0.4%)下落の8881.26ドルで終了した。ナ スダック総合指数は0.5%高の1926.38だった。

レラティブ・バリュー・パートナーズのモーリー・ファーティ グ最高投資責任者(CIO)は、「市場参加者は、相場がかなり上 昇したが、材料をみるとそれほど楽観的な内容ではないという現実 を認識しようとしている。不透明感が依然として存在している。こ の先さらに上昇するには、一段の強材料が必要だ」と述べた。

S&P500種の上昇

S&P500種は今月10日以降、8.5%上昇した。金融のゴールド マン・サックス・グループや半導体メーカーのインテルに至るまで 各社の利益がアナリスト予想を上回ったのが背景。

ブルームバーグがまとめたデータによると、今月8日以降22日 午前までに四半期決算を発表したS&P500種採用企業105社の1 株当たり利益は平均でアナリスト予想を11%上回った。

ブルームバーグのまとめた予想では、アナリストは第2四半期 のS&P500種採用企業の決算を平均33%の減益、7-9月期は 同20%の減益と見込んでいる。

エクソン、ウェルズが安い

エクソンは0.7%安、コノコフィリップスは0.8%下げた。S& P500種エネルギー株価指数は1%安と、産業別10指数の中で最 も下げがきつかった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原 油先物9月限は前日比0.21ドル安の1バレル=65.40ドルで終了し た。

ウェルズ・ファーゴは3.6%安。同社の4-6月(第2四半期) 決算で、不良債権が前期比45%増加し183億ドルとなった。リセ ッション(景気後退)の影響でローンの借り手の返済が滞った。

カストディ(証券管理)業務で世界最大手の銀行、バンク・オ ブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)も安い。同社が発表し た第2四半期決算では、投資損失が前年同期比で68%増加した。 発表資料によると、当期の評価損は2億5600万ドル、前年同期の 1億5200万ドルから増加した。住宅ローンをパッケージ化した証 券の評価損が目立った。S&P500種銀行株価指数は0.7%安だった。

アクシオム・キャピタル・マネジメント(ニューヨーク、運用 資産11億ドル)のリアム・ダルトン最高経営責任者(CEO)は 「銀行の決算内容は極めて悪い。実際の有機的な成長は何もない。政 府救済計画によって収入が押し上げられているが、それは長期的に持 続するものではない」と述べた。

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