米ウェルズF:4-6月は不良債権拡大、株価は大幅安

米金融大手のウェルズ・ファー ゴ が22日発表した4-6月(第2四半期)決算で、不良債権が前期 比45%増加し183億ドルとなった。リセッション(景気後退)の影 響でローン借り手の返済が滞った。株価は一時7.6%下落した。

純利益は31億7000万ドル(1株当たり57セント)と、前年同 期の17億5000万ドル(同53セント)から 81%増加し、過去最高 を記録。1株当たり利益はブルームバーグ・ ニュースがアナリスト 21人を対象にまとめた予想平均の34セントを上回った。住宅ローン および商業用不動産ローンで損失が膨らんだ一方、ローン収入が伸び た。収入は前年同期比2倍以上の225億ドルだった。

失業率が26年ぶり高水準となり、商業不動産ローンの返済延滞 が増える中、ウェルズ・ファーゴは貸倒引当金を積み増した。1月 のワコビア買収により預金残高や住宅ローン融資事業が拡大したもの の、カリフォルニア州でのローン焦げ付きや最もリスクが高いとされ るオプション付き変動金利型住宅ローン(ARM)からの損失を食い 止める必要がある。

ロッチデール・セキュリティーズのアナリスト、リチャード・ボ ーブ氏はブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで「ウェル ズ・ファーゴは好調な決算を発表しながら、今後数四半期の業績は悪 化するとの見通しを示唆した」と指摘。「同社の業績見通しはそれほ ど

魅力的ではない」と述べた。同氏はウェルズ・ファーゴ株を「ニュー トラル」としている。

原題:Wells Fargo’s Bad Loans Rise in Quarter;

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