米モルガンS:4-6月期、アナリスト予想以上の赤字

米証券大手モルガン・スタンレ ーが22日に発表した4-6月(第2四半期)決算は継続事業ベー スで赤字、アナリスト予想以上に悪い結果となった。政府から受け た救済資金の返済コストに加え、社債スプレッド縮小に絡んだ費用 がかさんだ。

発表資料によると、継続事業ベースでの損益が1億5900万ドル (1株当たり1.37ドル)の赤字だった。前年同期は6億8900万ド ル(同61セント)の黒字だった。ブルームバーグがまとめたアナ リスト19人の予想は、1株当たり54セントの赤字だった。社債ス プレッド縮小に関連した費用は23億ドルだった。

モルガン・スタンレーは当期中に新株発行で69億ドルを調達。 政府に公的資金100億ドルを返済したほか、8億5000万ドルの配 当を支払った。同社はまた、シティグループの証券部門スミス・バ ーニーとの合弁を完了した。

モルガン・スタンレーに帰属する純利益

モルガン・スタンレーに帰属する4-6月期純利益は1億4900 万ドル、前年同期の11億4000万ドルから大幅に減少した。なお当 期の純利益には非継続事業からの利益3億800万ドルが含まれてい る。

当期の収入は54億1000万ドルと、前年同期の61億1000万ド ルから減少した。1株当たりの簿価は27.21ドル、3月末の27.32 ドルから低下した。

トレーディングや投資銀行業務など、機関投資家向け証券部門 の損益は税引き前ベースで3億700万ドルの赤字。前年同期は8億 4400万ドルの黒字だった。同部門の収入は30億ドルと、前年同期 の39億ドルから減少した。

グローバル・ウェルスマネジメント部門の損益(税引き前ベー ス)は7100万ドルの赤字。前年同期は2億7200万ドルの黒字だ った。

資産運用部門の収入は5億7500万ドルに減少。前年同期は5億 8200万ドルだった。損益は税引き前ベースで2億3900万ドルの損 失となった。

新たな人材

同社は今週、債券トレーディング部門の責任者に、元クレデ ィ・スイス・グループの債券部門の責任者、ジャック・ディマイオ 氏(42)を起用したことを明らかにした。ロベルト・ホーンウェグ氏 (41)の後任となる。

モルガン・スタンレーのコルム・ケラハー最高財務責任者(C FO)はブルームバーグのインタビューに対し、「当社は常に変革 を続けている」と語った。

またジョン・マック最高経営責任者(CEO)は、経営陣は債 券トレーディングや資産運用のパフォーマンスには「納得していな い」との声明を発表した。同声明でマックCEOは、「それらの事 業部門で業績を向上できるよう、措置を講じている」と述べた。

22日のニューヨーク株式市場で、モルガン・スタンレーの株価 は午後2時44分現在、前日比0.2ドル高の27.76ドルとなってい る。

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