米FRB議長:金融政策の独立性を侵害しないよう訴え-議会証言で

米連邦準備制度理事会(FRB) のバーナンキ議長は21日、下院金融委員会で半期金融政策報告を行 い、FRBの金融政策の独立性を侵害しないよう訴えた。議員からは、 通貨スワップから緊急融資に至るまで、FRBのさまざまな権限に関 する質問が出た。

FRBは、金融政策を監査の対象外とする措置を撤廃する法案に 直面している。同法案は275人の議員が賛同者となっている。議長は 下院金融委で、FRBがこれまでに取った措置は、信用「崩壊」の回 避に役立ったと言明。さらに議会に対し「持続不可能」な財政赤字を 削減するよう求めた。

三菱東京UFJ銀行(ニューヨーク)の主任金融エコノミスト、 クリス・ラプキー氏は、議会が抜本的な金融規制改革に取り組むなか、 FRBの独立性をめぐる問題を含む「あらゆる案に実現の可能性があ る」と説明。その上で、議会の政府監査院(GAO)が金融政策を監 査すれば、「パンドラの箱を開く」ことになるとの見方を示した。

現在、俎上(そじょう)に上っているのは、物価の安定と最大雇 用実現の使命を背負い95年前に発足したFRBの将来像だ。バーナ ンキ議長の21日の証言には、一部権限を手放すことに前向きな考え と、金利の設定や消費者向け金融の監視については独立性を維持した い考えの両方が反映された。

バーナンキ議長はワシントン時間22日午前10時(日本時間同午 後11時)、上院銀行委員会で2日目の半期金融政策報告を行う。

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