井関農株が52週高値、イオンなど参入で農機需要期待-売買今年最高

井関農機やクボタといった農機株 が高い。食の安全に対する意識の高まりや、政府の規制緩和などを背景 にイオンなど企業が農業に参入する動きが強まっており、農機の需要拡 大に期待感が広がっている。民主党が、農林水産業を政策面で重要視し ていることも刺激材料だ。

井関農は前日比4%高の444円まで上げ、52週高値を更新。売買 高は午後1時51分時点で4155万株に達し、すでに今年最高となった。 クボタは朝方安く始まったが切り返し、2.9%高の823円まで買われて 4日続伸。

UBS証券の星野英彦アナリストは21日付リポートで、「企業が 農業に参入する動きが加速する見込みであり、国内の農林用機械需要に プラス効果をもたらす可能性が高い」と指摘。今後の国内の需要回復に 加え、アジア農業の機械化の高まりから、農林用機械の投資判断「強 気」を継続した。

流通グループ2位のイオンは22日、茨城県牛久市での農業の取り 組みについて午後3時から記者会見を行うと発表した。同社のような流 通大手だけでなく、外食企業にも農業参入の動きが広がっている。

一方、衆院が21日解散され、自民党と公明党による連立与党と民 主党とが次期政権を争う「政権選択選挙」が事実上スタートした。民主 党は、農業を未来に向けた新産業と位置付けており、市場価格と生産コ ストの差額を基本とする農業の戸別所得補償制度の創設を計画している。 従来の政策に比べて補助金の対象が広がることで、農機需要にとってプ ラスになるとみられている。

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