中国人民元は「大幅に過小評価」、柔軟性向上を-ピーターソン研究所

米ピーターソン国際経済研究所は 22日、中国人民元が引き続き過小評価されており、世界的なリセッシ ョン(景気低迷)下で中国当局は一段と柔軟な為替政策を模索する姿 勢を継続すべきだとの調査結果を明らかにした。

同研究所のシニアフェロー、モリス・ゴールドスタイン氏とニコ ラス・ラーディ氏は報告書の中で、人民元は2007年11月から08年 末にかけて大幅に上昇したものの、本来あるべき価値から依然として 実質実効ベースで15-25%過小評価されていると指摘した。

両氏は中国に対し、世界的な需要減退期を乗り切る手段として、 リセッション期に競争上優位に立つための人民元の減価は避けるよう 提言した。また、他通貨に対する人民元の変動幅の上限切り上げや輸 出品に対する一段の関税引き下げの抑制、社会的支出やインフラ投資 拡大の必要性を訴えた。

両氏はまた、世界経済が回復し始めた際には、中国当局は人民元 を「十分かつ迅速に上昇させるべきだ」と指摘し、「資本移動の制限も 解除し始める必要がある」との見解を示した。

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