新興国株は戦後の米国株に似た「長期強気相場」に-テクニカル分析

ルイーズ・ヤマダ・テクニカル・ リサーチ・アドバイザーズによると、新興国の株式相場は第2次世界 大戦後の米国株ブームに似た「長期の強気相場」のサイクルに入って いる。

同社のシニアアナリスト、ジョナサン・リン氏(ニューヨーク在 勤)は電話インタビューで、個人消費の拡大が景気を押し上げ、より 多くの米国民が中産階級入りする中で、1942-66年に見られた米国 株の長期の強気相場は過去2番目の長さだったと指摘。中国やブラジ ルなど新興国の株式相場は同様の軌道に乗っている可能性があるとい う。リン氏とともに働くルイーズ・ヤマダ氏は、2001-04年のイン スティテューショナル・インベスター誌のアナリストランキングでテ クニカル部門の第1位となっている。

リン氏は「チャートパターンや人口動態トレンドに基づくと、M SCI新興市場指数は第2次大戦後のダウ工業株30種平均の動きに 似ている」と指摘し、「このブームはあと10年続く可能性がある」と の見通しを示した。同氏は長期の市場トレンドを数年から数十年続く 相場と定義している。

同氏によれば、新興国の長期の強気相場は国ごとに異なり、ブラ ジルの「上昇トレンド」は90年代半ばに、中国では2000年ごろに 始まったという。

リン氏は「上昇トレンドの持続には経済成長が最も重要だ。チャ ートの構造的な観点からロシア株にそれほど良い印象はない」と語っ た。ブラジル株が上昇トレンドを維持するには商品価格の上昇が必要 で、中国株の上昇は国内の経済成長が所得の低い工業地域へ波及する かどうかに左右されるとみている。

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