皆既日食、日本は悪天候-硫黄島ではダイヤモンドリング

太陽が月に隠れる日食は22日、イン ド西部から始まり、中国の上海や日本のトカラ列島を抜けた。日本では 46年ぶりとなる太陽全面が月に隠れる皆既日食は、悪天候で観測できな い地域が多かったが、硫黄島(東京都小笠原村)でダイヤモンドリング を含め観察できた。

国立天文台などによると、今世紀最長の今回の日食は鹿児島南部の 屋久島、悪石島などや奄美大島北部で観測できる予定で、特に悪石島で は皆既日食が今世紀中にはない6分25秒続く見通しだった。だが、NH Kテレビの中継映像によると天気が悪い地域が多く出た。

多くの金融機関が本拠地に置く東京・丸の内周辺でも、太陽が最大 で7割程度と1988年の日食以来の大きさに欠けたが、厚い雲に阻まれ日 食の観察はほとんどできなかった。

日本銀行(鹿児島支店)は日食による地元経済効果を42億円と試 算。鹿児島離島地区のほか離島に移動する際に鹿児島本土を経由する効 果も含め、需要創出規模を予想した。2006年3月にエジプトで観測され た約4分間の皆既日食で地中海に面したサルームという町に約7万人の 観光客が訪れた例を参考にした。

日食に合わせて全国で観察会といったイベントが開催された。NH Kは午前10時半から、南日本放送(鹿児島市)は10時5分からテレビ で日食の様子を放送した。非営利団体ライブ!ユニバースは午前9時か ら4時間に渡りインターネットで日食を中継している。

インドでは信者が祈り

皆既日食はインド西海岸で夜明け後間もなく始まった。寺院関係者 のマハント・ラジェンドラギリ氏によると、ハリダワール北部を流れる ガンジス河では巡礼者のうち少なくとも1万5000人が聖なる流れの中 で水浴し身を清めると見られていた。

インドでは年内に2度の月食が観察される。占星術師で作家のD・ Kハリ氏は「混乱期が待ち受けている」と指摘。「2020年までの期間に 年3度の食が6回観察される。年3度の食が約18回起きた1910-45年 は非常に混乱した時期だった」と語った。

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