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株と商品投資が有望、62%が日本を悲観-BN投資家調査

ブルームバーグ・ニュースが実施 した四半期調査によると、大半の投資家は世界的な経済危機の影響を 振り払いつつあり、その多くは中国とインドを中心に機会を探るなか リスクテークに積極姿勢を示している。

第1回ブルームバーグ世界金融投資家・アナリスト四半期調査に よれば、向こう1年間で最も大きなリターンが見込める投資分野は株 式と商品とされた。

回答者の1人であるバンテージ・キャピタル・マーケッツ(ロン ドン)の債券ブローカー、アンソニー・ギブズ氏は、「比較的長期の見 通しでは、私はかなり前向きだ」とした上で、「世界市場は拡大してお り、中国人の所得水準はどんどん上がっている。西側諸国は、中国に 輸出できることで利益を上げるだろう」と説明した。

調査結果は、投資家が米国と欧州の景気回復を疑問視しているこ とを示している。投資家が最も大きなリスクにさらされる市場として 回答者の44%が欧州を挙げ、20%が米国とした。

本調査の実施を担当したアイオワ州の調査会社セルザーのJ・ア ン・セルザー社長は、「これらの投資家は、米国の現在の投資環境につ いて上振れ傾向よりは下振れ傾向にあるとみている」と分析。米国外 に「最善の投資機会があるようだ」と述べた。

同調査は、世界の投資家・アナリストを対象に今月14-17日に 実施。ブルームバーグ・ユーザーの中から無作為に選んだ1076人と のインタビューに基づいている。許容誤差はプラスマイナス3%。

62%が日本を悲観

同調査では、主要国市場について悲観的見方が示された。悲観し ているとした回答者の割合は、東欧が71%、西欧が67%、日本が62%、 米国が55%だった。

世界経済の現状に対する態度は、正常に戻りつつあるとした回答 が18%、機会が拡大しておりリスクテークをいとわないとした回答は 35%だった。一方、引き続き慎重に臨んでいるとしたのは46%だっ た。

新興市場については楽観的見方が大半を占めた。新興市場を最も 利益が見込める地域だとした回答は40%。回答者の3分の2がインド の将来を楽観しているとし、中国については70%が楽観的見方を示し た。

最大のリターンが見込める分野

回答者のうち、仕事が債券関連の人と株式関連の人で各質問項目 に対する回答傾向にほとんど違いは認められなかった。

ただ、向こう1年間で最も大きいリターンが見込まれる分野を問 う質問では、仕事で株式に携わる人の39%が株式と答えたのに対し、 債券に携わる人で株式と回答した割合は27%だった。一方、債券と回 答した人の割合は債券分野の人では27%だったが、株式分野の人では わずか10%にとどまった。

全体では、約3分の1が株式を最も大きなリターンの可能性があ る分野とし、28%が商品を選んだ。

為替相場については、向こう1年間で人民元とドルが最も上昇す ると投資家がみていることが示された。最も上昇する通貨を元とした 回答が25%、ドルは22%だった。

向こう6カ月間では、回答の42%がドルの主要通貨に対する下落 を予想。約3分の1が上昇、22%がほぼ横ばいと予測した。

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