コンテンツにスキップする

米国株:上昇、キャタピラー決算やFRB議長証言を好感 (訂正)

米株式相場は上昇。建機大 手キャタピラーの四半期利益が一部項目を除くベースでアナリスト 予想の3倍強に達したほか、バーナンキ米連邦準備制度理事会(F RB)議長が議会証言で景気安定化の兆しがみられると指摘したの が材料視された。

キャタピラーは7.7%高。ダウ工業株30種平均の上げをけ ん引した。ダウ平均はこれで7営業日連続高、過去2年間では最長 の上昇記録となった。製薬のメルクも上昇。予想を上回る好決算が 買い材料だった。

金融株は下落、全体の上値を抑えた。商業金融のCITグル ープが来月の社債買い戻しの結果次第では破産法に基づく会社更生 手続きの適用の可能性を示したのが売りを誘った。このほかリージ ョンズ・ファイナンシャルとザイオンズ・バンコープが貸し倒れの 影響で四半期決算で赤字を計上したのも嫌気された。

S&P500種株価指数は前日比0.4%高の954.58。ダウ工 業株30種平均は同67.79ドル(0.8%)上昇の8915.94ドルで 終了した。ダウは7月10日以来9.4%上昇した。

米ブリンマー・トラストで25億ドルの資産運用に携わるエ リック・ソーン氏は「四半期決算は、大半の投資家が予想していた よりも企業の経営状態が良好なことを示唆している。これは景気回 復の初期段階にある兆候だ」と述べた。

企業決算見通し

ブルームバーグがまとめたデータによると、今月8日以降に四 半期決算を発表したS&P500種採用企業70社の1株当たり利益 は平均でアナリスト予想を14%上回った。

ブルームバーグのまとめた予想では、アナリストは第2四半 期のS&P500種採用企業の決算を平均33%の減益、7-9月期 は同20%の減益と見込んでいる。

キャタピラーが発表した4-6月(第2四半期)決算は、一 部項目を除く1株当たり利益72セントと、アナリスト予想(22 セント)を大きく上回った。政府の景気対策や信用市場の改善が需 要の安定化に寄与した。同社は通期利益予想を上方修正した。

メルク

メルクは6.1%高。同社が21日発表した第2四半期決算は、 一部項目を除いた1株当たり利益は83セントと、ブルームバー グ・ニュースがまとめたアナリストの予想平均(77セント)を上 回った。

石油のエクソンモービルは上昇。ニューヨーク商業取引所 (NYMEX)の原油先物8月限は前日比1.2%高の1バレル=

64.72ドルで終了した。この日は一時、値下がりする場面もあっ た。

クレディ・スイス・グループはこの日、投資家に株式の保有 を増やし、国債を減らすよう助言。前月とは反対のポートフォリオ 推奨となった。同銀は年末までのS&P500種見通しを1050と、 従来予想から14%上方修正した。経済指標の結果が良好になって きたことや企業利益の改善を上方修正の理由に挙げた。

S&P500種は3月9日の12年ぶり安値からこれまでに 41%値を戻した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE