住友鉱:ニッケル下期フル生産へ、前年同期3割増-需要回復傾向で

ニッケル生産国内最大手の住友金属 鉱山は、10月から薄型テレビや携帯電話向けの電子材料などに使われ るニッケル生産をフル稼働に戻す方針だ。需要が回復傾向にあることに 対応する。前年度下期との比較では3割増となる。

金属事業本部ニッケル営業・原料部の野崎明部長が21日、ブルー ムバーグ・ニュースとの取材で答えた。フル生産するのは電気ニッケル を生産しているニッケル工場(愛媛県新居浜市)。4-9月期は前年同 期比23%減の1万3700トンの計画で減産を継続するが、下期は期初計 画通りにフル生産規模の1万9500トンを生産する予定。

同工場では今年1月から減産を実施。野崎部長は「電子材料向けの 需要が足元では回復しており、下期には需要がかなり戻ると考えてフル 生産に戻す」と述べた。年産能力を3万6000トンから4万1000トンに 拡大したが、上期の減産もあり今年度の生産量は3万3200トンと前年 比1.7%増にとどまる。

また、ステンレスの主原料となるフェロニッケルについては日向製 錬所(宮崎県日向市)で上期に前年同期比20%減の8900トン、下期は

5.6%減の7900トンの生産を計画している。

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