クレディ・スイス:国債選好を撤回、株式を有望視-経済指標が改善

クレディ・スイス・グループは 21日、6月に示した投資推奨を転換し、国債の保有を縮小して株式を 買うよう投資家に勧めた。

クレディ・スイスは経済指標や企業収益の改善を理由に、S&P 500種株価指数の年末目標を14%上方修正し1050とした。

ロンドン在勤のグローバル・ストラテジスト、アンドルー・ガー スウェイト氏によると、世界の株式の保有を「オーバーウエート」と する一方、国債の保有を「ベンチマーク」並みに引き下げるべきだと いう。

3月9日まで25%の大幅下落を演じたS&P500種は予想を上回 る企業収益や米経済の安定化の兆しを背景に、年初来で5.2%高の水 準に戻している。同指数は21日、一時前日比0.6%高の956.53と、 日中ベースで昨年11月以来の高値を付けた。

ガースウェイト氏は21日付リポートで、株式のバリュエーショ ン(評価)に「割高感はなく」、米企業収益の予想コンセンサスは上 昇しつつあると指摘。これは今後2、3カ月の株式相場の上昇の前触 れだとの見方を示した。

同氏はまた、「債券にはもはや投資妙味は見当たらない」と述べ、 「7-12月(下期)にマクロ経済の予想外の上振れが見込まれる。W 字型回復の最初の『V』の途中にあるとみられ、10-12月(第4四半 期)初めにピークとなる可能性が高い」と分析した。

同氏はさらに、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラテ ィリティ・インデックス(VIX)が昨年9月のリーマン・ブラザー ズ・ホールディングス破たん前の水準に低下したことは、投資家心理 の正常化の一例だと指摘した。

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