NY銅先物:9カ月ぶり高値水準から下落-景気楽観論が後退

21日のニューヨーク銅先物相場 は、9カ月ぶりの高値水準から下落した。株価の不安定な動きを受け て、景気に対する投資家の楽観的な見方が後退した。

米商業金融のCITグループが破産法の適用申請を余儀なくされ る可能性を示したことを受け、金融会社は厳しい経営状態が続くとの 懸念が高まり、米国株は売りに押された。ただ、取引終盤にかけて株 式相場は切り返した。銀行の損失や住宅市場の悪化が過去半世紀で最 悪のリセッション(景気後退)に拍車を掛け、2008年に銅は54%値 下がりした。

ナショナル・セキュリティーズのチーフ・マーケット・ストラテ ジスト、ドナルド・セルキン氏は「株式相場の下落につれて銅は値下 がりした」と指摘した上で、「景気回復期待に水が差された」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先 物相場9月限終値は前日比1.8セント(0.7%)安の1ポンド=2.451 ドル。景気回復で金属需要が高まるとの観測から一時は2.4945ドル まで値上がりし、中心限月ベースで昨年10月14日以来の高値を付け る場面があった。年初来の上昇率は74%となっている。

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