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7月21日の欧州マーケットサマリー:FRB議長証言で国債に買い

欧州の為替・株式・債券・商 品相場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.4178 1.4232 ドル/円 93.50 94.19 ユーロ/円 132.56 134.06

株 終値 前営業日比 変化率 ダウ欧州株600 215.02 +1.80 +.8% 英FT100 4,481.17 +37.55 +.8% 独DAX 5,093.97 +63.82 +1.3% 仏CAC40 3,302.89 +31.95 +1.0%

債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 1.24% -.04 独国債10年物 3.36% -.06 英国債10年物 3.79% -.04

商品 直近値 前営業日比 変化率 金 現物午後値決め 947.75 -5.00 -.53% 原油 北海ブレント 66.36 -.08 -.12%

◎欧州株式市場

欧州株式市場では、ダウ欧州600指数が7営業日連続で上昇し、 2007年8月以来で最長の上げとなった。キャタピラーやコカ・コー ラ、コネなどの欧米企業がこの日発表した四半期利益がアナリスト予 想を上回ったことが材料となった。

英小売りのウィリアム・モリソン・スーパーマーケッツは利益が 予想を上回るとの見通しを示したことが好感され、買われた。ドイツ の化学品メーカー、BASFは2.3%上昇。同業の米デュポンの利益 が予想を上回ったことがきっかけ。フィンランドのエレベーターメー カー、コネは3週間で最大の値上がり。

欧州ダウ600指数は前日比0.8%高の215.02と、昨年11月 10日以来の高値で引けた。同指数を構成する19産業グループのう ち金融銘柄を除く18グループが上昇した。同指数は10日以降では 9%上げている。

KBLリシュリュー・ゲション(パリ)の証券アナリスト、シク ン・ダン氏は「米国と欧州の企業決算はこれまでのところ極めて良好 だ」と述べ、キャタピラー決算は「極めて良く、株式相場の上昇要因 だった。キャタピラーはマクロ経済の活動を測る良い目安だ」と付け 加えた。

建設機器メーカー世界最大手の米キャタピラーがこの日発表し た4-6月(第2四半期)決算は、純利益が3億7100万ドルとなっ た。政府の景気対策や信用市場の改善が需要の安定化に寄与した。

21日の西欧市場では、18カ国中15市場で主要株価指数が上昇。 ダウ・ユーロ50種株価指数は前日比0.8%高、ダウ・欧州50種株 価指数は0.6%上げた。

コネ、ノキア

コネは5.1%上げた。同社の4-6月期の営業利益は1億4630 万ユーロと、野村ホールディングスの予想値である1億3280万ユー ロを上回った。

フィンランドの携帯電話メーカー、ノキアは2.5%下落した。モ ルガン・スタンレーが競争激化を理由に、同銘柄の投資判断を「オー バーウエート」から「アンダーウエート」に引き下げたことが嫌気さ れた。

◎欧州債券市場

欧州債市場ではドイツ国債相場が上昇。米商業金融のCITグル ープが早ければ来月にも破産法に基づく会社更生手続きの適用を申請 する可能性があるとの見解を示したほか、バーナンキ米連邦準備制度 理事会(FRB)議長が、長期にわたり緩和的な金融政策を継続する 意向を表明したことが材料となった。

独10年債利回りは1カ月ぶり高水準から下げに転じた。CIT が「現在の手元資金」では8月17日に期限を迎える債券償還を実施 するのに足りないとの見解を示した。

バーナンキ議長はこの日、米下院金融委員会での半期金融政策報 告で、「現実的な景気後退や抑制されたインフレ圧力を考慮し、金融 政策の中心は引き続き景気回復の促進になる」と語った。

カリヨンの債券ストラテジスト、オーランド・グリーン氏(ロン ドン在勤)は「リスク回避は決して遠ざかることはない。CITの例 にあるように、ちょっとしたことで物事は悪くなるものだ」と語った。

ロンドン時間午後6時4分現在、10年債利回りは前日比5ベー シスポイント(bp、1bp=0.01)下げ3.37%。同国債(表面利 率3.5%、2019年7月償還)は0.32ポイント上げ101.00。2年 債利回りは3bp低下し1.24%となった。

◎英国債市場

英国債市場では10年債相場が上昇。バーナンキ米連邦準備制度 理事会(FRB)議長が議会で、長期間にわたって相当な緩和政策を 継続すると発言したことから、朝安から方向を転じた。

バーナンキ議長は米下院金融委員会での半期金融政策報告で、 景気には「安定化への暫定的な兆候」がみられると指摘した上で、連 邦公開市場委員会(FOMC)はこの先も「長期間にわたり相当緩和 的な金融政策を継続する」と述べた。

朝方の取引では相場が下落。イングランド銀行(英中央銀行)の ビーン副総裁が、資産購入プログラムからの出口戦略の第一歩として、 利上げの可能性を示唆したとのノッティンガム・イブニング・ポスト の報道が手掛かりとなった。

ロンドン時間午後4時45分現在、10年債利回りは前日比5ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げ3.78%。同国債(表 面利率4.5%、2019年3月償還)価格は0.44ポイント上げ

105.80。2年債利回りは1.20%と、前日からほぼ変わらず。

JPモルガン・チェースはインフレ率が上昇すれば金融政策委員 会(MPC)は来年、利上げに向かうとみており、2年債の売りを推 奨している。

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