輸出依存型アジア諸国の景気回復、年後半に「失速」も-エコノミスト

エコノミストらによれば、 外需が引き続き抑制されていることから、輸出依存型のアジア諸国 の景気回復は、今年7-12月(下期)に失速する可能性がある。

ロンバード・ストリート・リサーチ(ロンドン)のシニアエ コノミスト、マイケル・テーラー氏は、「アジアの回復は特段長続 きするようには見えない」と指摘。「アジアの成長が持続可能かど うかは、依然として世界的景気回復による輸出需要拡大に左右され ている」と述べた。

テイラー氏は今年4-6月(第2四半期)のアジアの景気回 復の実績は主に持続不可能な財政刺激策の前倒し効果によるものと 分析。経済協力開発機構(OECD)は、アジア諸国の主要輸出先 である先進国の経済成長率は今年、マイナス4.1%となり、2010 年はわずか0.7%のプラス成長にとどまると予想している。

キャピタル・エコノミクス(ロンドン)のシニア国際エコノ ミスト、ケビン・グライス氏は「向こう1年間の景気回復の形態は 地域によって異なるだろう」と指摘。「世界の他の地域からの需要 が引き続き弱いことから、大半の輸出依存型経済国にとって、最近 の急激な景気回復は年後半には失速するだろう」と予想した。

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