6月の海外投資家:北米とアジア勢が日本株買い越し、欧州売り越し

東京証券取引所が21日に発表 した6月の海外投資家の地域別売買状況(6月1-30日、東証・大 証・名証・札証・福証の5市場)によると、北米とアジア勢が金額ベ ースで日本株を買い越した。一方、最大の投資主体である欧州勢は日 本株の売り手に回った。

北米の買越額は差し引き1128億円、アジアは同907億円で、と もに3カ月連続の買い越しとなった。半面、売買構成比で全体の約6 割を占める欧州の売越額は同1475億円で、2カ月ぶりの売り越し。 海外投資家は6月に合計520億円を買い越した(5市場ベース)。

海外投資家は4月と5月の2カ月間で9519億円買い越し、3月 中旬以降の戻り相場をけん引してきたが、「6月には世界的に株価の 上値が重くなったほか、日本株保有比率が適正水準に近づいたことも あり、買いの勢いが鈍った」と、いちよし証券投資情報部の高橋正信 チーフストラテジストは話している。

6月の日経平均株価は月間で4.6%高となり、4カ月連続で上昇 した。月前半は世界的な景気回復期待が広がり、12日に昨年10月 以来となる1万円の大台を回復。その後は過熱感に加え、円高進行な どもあり、売りに押される場面が目立った。

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