米FRB議長:緊急対応後のインフレ抑制策を提示-WSJ

バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は、金融機関の融資の再開を狙う政策が「長期間」続 く公算が大きいとしながらも、FRBはその後インフレを食い止める 能力に「自信を持っている」と強調した。

バーナンキ議長は20日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル (WSJ、オンライン版)に寄稿し、「景気見通しがそうするよう求 める場合」には、FRBが金融引き締めを図る一連の手段を用いるつ もりだと語った。

バーナンキ議長は、市中銀行が過去最高水準まで積み上げた準備 預金がマネーサプライの急増やインフレの急激な加速を招くのを防ぐ ため、FRBが講じることができる5つの対策の概要を説明。当局者 らは市中銀行がFRBに預けている預金に付与する金利を主たる手段 として利用し、リバースレポやターム物預金を含む他の手段でこれを 補完することも可能だと付け加えた。

バーナンキ議長はこの寄稿で、投資家に対し、FRBが景気回復 時に消費者物価の上昇を抑制するという安心感を与えようとしている。 同議長は21日、下院金融委員会で証言する。

HSBC証券の白石誠司チーフエコノミストは、バーナンキ議長 が早い段階でメッセージを伝えることで市場に準備させようとしてい ると指摘。それを実行できるかどうかは、景気の循環的回復の強さと 金融機関の健全性次第との見方を示した。

最優先課題

FRBは6月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で、 ある時点で金融を引き締めることができる能力を確保することが「最 優先課題」だと指摘した。

バーナンキ議長は寄稿で、「適切な時期が訪れた段階で、円滑か つ時機を逸することなく金融緩和政策を解除するために必要な手段を 持ち合わせていると確信している」と言明。「われわれは、雇用の最 大化と物価安定という2つの目的を促進する最善の手段を組み合わせ るとともに、将来の金融引き締めのタイミングとペースを調整する」 と説明した。

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