米加州:知事と議会、財政危機打開に向けた枠組みで合意

米カリフォルニア州のシュワルツ ェネッガー知事と州議会は20日、260億ドル(約2兆4400億円) に上る財政赤字の打開策で合意したことを明らかにした。財政赤字削 減で合意できないまま新年度を迎えた加州は、IOU(借用証書)に よる支払いを余儀なくされ、格付けも投機的等級(ジャンク級)近く まで引き下げられる事態となっている。

州議会指導部は知事との会談後、約3週間の断続的な協議の結果、 妥協案の枠組みで合意したと発表した。主要な合意内容の詳細は明ら かにしていないが、知事の公約を尊重し、増税は行われないという。 州上下両院は23日にも法案の採決を行う。

加州上院のデニス・ホリングスワース議員(共和)は記者団に対 し、「われわれは一般のカリフォルニア州民の税負担を引き上げずに 260億ドルの財政赤字を打開する解決策を見いだした」と強調した。

1930年代以後で最長のリセッション(景気後退)によって、年 間1000億ドル規模の加州予算に生じた巨額の財政赤字の穴埋め手段 をめぐる知事と議会との協議は、5月以降暗礁(あんしょう)に乗り 上げている。現金が底を突く事態を避けるため、加州は2日、一部で IOUによる支払いを開始。フィッチ・レーティングスとムーディー ズ・インベスターズ・サービスは、同州の格付けをジャンク等級まで わずか数段階のところまで引き下げた。

ブルームバーグのデータによれば、カリフォルニア州の10年債 利回りは1日時点で5.21%に上昇し、最上級格付けを付与された他 の地方債との利回り格差(スプレッド)が1.71ポイントまで拡大し た。しかし、予算協議が妥結すれば、州債相場が上向くとの観測でス プレッドはその後1.57ポイントまで縮小している。

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