パソナG株がストップ高、コスト削減で今期大幅増益へ-需要動向注視

人材派遣最大手のパソナグループ の株価がストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)。賃料圧縮や募集費削 減などで収益性を向上させ、今期(2010年5月期)は24%の営業増益 と計画した。アナリストらの事前予想を大きく上回り、買いが集まった。

この日は買い気配で取引を開始、午前9時22分ごろ前営業日比

3.9%高の6万7000円で売買が成立した。その後、1株単位の小口買 い注文が増え、午前9時34分ごろにストップ高の5000円(8%)高 の6万9500円を付けた。

パソナが前週末17日の取引終了後に公表した今期業績予想は、連 結営業利益が前期比24%増の35億円になる見通し。営業利益率は

1.6%と、前期から0.3ポイント向上する見込み。前期に行った人材募 集費の圧縮・抑制を継続、家賃代などを節減する計画だ。

ブルームバーグに登録されたアナリスト3人の今期営業益予想の平 均は26億円。会社側予想が市場コンセンサスを35%上回った。

大和総研の石原太郎アナリストは、きょう開催予定の決算説明会で 会社計画の背景や詳細を聞いてみたい、と前置きしたうえで、「人材需 要の回復が見えない状況にもかかわらず、本当に会社側が想定するよう に需要が回復し、下期に利益が大きく改善するのかを見極めたい」と話 し、需要動向を注視すべきと指摘した。

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