米BOA、会計基準変更で1兆円強の費用計上も-KBWが指摘

米銀最大手バンク・オブ・ アメリカ(BOA)はクレジットカード関連損失の計上に関する米 会計基準変更に伴い、2010年1-3月(第1四半期)に税引き前 で120億ドル(約1兆1000億円)の費用を計上する可能性があ る。キーフ・ブルイエット・アンド・ウッズ(KBW)が20日付 のリポートで指摘した。

KBWのアナリスト、ジェファーソン・ハラルソン氏によると、 この費用は同行が来年1月以降、新たな会計基準に基づきバランス シートに計上する見通しのクレジットカード売掛金・資産担保証券 など計1500億ドルに上る簿外債権に関連するものだ。

ハラルソン氏は「こうした資産をバランスシートに移す際に、 BOAは損失に備えるための多額の引当金積み立てを迫られる可能 性が高い」と指摘。この影響で、10年の純損益は1株当たり10 セントの赤字となり、継続事業ベースでは同80セントの黒字にな ると予測した。

BOAが17日発表した09年4-6月(第2四半期)決算は、 クレジットカードや中小企業、住宅関連ローンの損失拡大が響き、 純利益が前年同期比5.5%減の32億2000万ドルにとどまった。 クレジットカード部門は16億2000万ドルの赤字。ケネス・ルイ ス最高経営責任者(CEO)は米議会が承認した規則により、カー ド事業の収入が10年に最大7億ドル押し下げられる可能性がある と指摘した。

バランスシートに計上されていない銀行資産には、ホームエク イティローン(住宅評価額から住宅ローン残債を差し引いた含み益 を担保とした融資)を裏付けとする証券などの資産担保証券に加え、 クレジットカード売掛金850億ドルが含まれる。

BOAの広報担当スコット・シルベストリ氏は「ローンの引当 金積み立てがバランスシートに計上されることに伴い資本の調整が 行われる見通しだが、収益への影響はないだろう」と説明した。K BWのリポートについてはコメントを控えた。

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