米KKR、IPO計画が一歩前進-傘下ファンドの資産買収で承認確保

米投資会社KKRはアムステルダ ム市場に上場している傘下のバイアウト・ファンドの資産買収計画に ついて、同ファンド取締役会の承認を確保した。これにより業績回復 中のKKRの株式公開計画は一歩前進した。

KKRと傘下ファンドのKKRプライベート・エクイティ・イン ベスターズ(KPE)の20日の発表資料によると、同計画の合意は KPEの社外取締役3人から支持を受けた。7-9月(第3四半期) の投票でKPEの投資者の過半数の同意を得られれば、資産買収は10 月1日に完了する予定。KPEの株価は20日のアムステルダム市場 で11%上昇した。

資産買収後の新会社はニューヨーク証券取引所上場を目指す見込 みだが、当面はアムステルダム市場での取引が継続される。ライバル のブラックストーン・グループによる47億5000万ドル規模の株式 公開を受け、KKRの共同創業者のヘンリー・クラビス氏とジョージ・ ロバーツ氏は2007年7月にニューヨーク証取での新規株式公開(I PO)計画を申請していた。

しかし、信用市場の崩壊で大半のレバレッジド・バイアウト(L BO)が中断したことから、KKRは1年後に株式公開する傘下ファ ンドとの統合を提案せざるを得なくなっていた。ブラックストーンの 株価はIPO後66%値下がりしている。

KKRによると、4-6月(第2四半期)純利益は3億4500万 -3億7500万ドルとなった。前年同期の数値は開示していない。同 社の6月の発表では、2008年は12億ドルの赤字だった。6月時点の 運用資産は3月に比べて7.4%増の508億ドルだった。

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