7月20日の米国マーケットサマリー:ドルと円下落、株式は続伸

ニューヨークの為替・株式・債券・ 商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.4228 1.4102 ドル/円 94.27 94.20 ユーロ/円 134.12 132.86

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 8,848.15 +104.21 +1.2% S&P500種 951.12 +10.74 +1.1% ナスダック総合指数 1,909.29 +22.68 +1.2%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .97% -.02 米国債10年物 3.61% -.04 米国債30年物 4.51% -.02

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 948.80 +11.30 +1.21% 原油先物 (ドル/バレル) 63.98 +.42 +.66%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが下落、ユーロに対して6週 間ぶりの安値。円も下げた。米商業金融CITグループがつなぎ融資 を受け入れることが関係者の話から明らかになった。破たんを回避で きるとの見方から株価が上昇し、高金利通貨への需要が強まった。

ニュージーランド(NZ)ドルは米ドルに対して6月3日以来の 高値を付けた。カナダ・ドルも商品高を背景に上昇した。英住宅売却 希望価格が上昇したことを受け、ポンドも高い。

UBSの為替ストラテジスト、ブライアン・キム氏は「リスク資 産が求められている。強い確信があるわけではないようだが、株式に は購入意欲がみられる。安全な逃避先の需要は薄れ、ドルと円が売り 圧力を受けている」と述べた。

ニューヨーク時間午後1時27分現在、ドルはユーロに対して前週 末日0.8%安の1ユーロ=1.4209ドル。一時は1.4249ドルと、6月5 日以来のドル安・ユーロ高水準を付けた。前週末は1.4102ドル。円は この日、対ユーロで0.8%安の1ユーロ=133円86銭(前週末は132 円85銭)。一時は3日以来の安値となる134.76円を付けた。円はド ルに対し1ドル=94円20銭(同94円19銭)だった。

◎米国株式市場

米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は昨年11月以来の高値で 引けた。経済指標が予想を上回る結果だったほか、米商業金融CITグ ループが破たんを回避できるとの観測が買いにつながった。

建機最大手のキャタピラーやアルミ生産のアルコアが上昇。午前に 米民間調査機関コンファレンス・ボードが発表した6月の米景気先行指 標総合指数(LEI)は3カ月連続で前月比プラスを記録した。

CITは79%急伸。関係者が明らかにした債券保有者からのつなぎ 融資合意が好感された。おもちゃメーカーのハスブロや配電機器メーカ ー、イートンも上昇。四半期決算がアナリスト予想を上回ったのが強材 料となった。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前営業日比1.1%高の951.13。終値ベースで昨年11月5日以来の高 値となった。ダウ工業株30種平均は同104.21ドル(1.2%)上昇の

8848.15ドルで終了した。ダウ平均は年初からの下げを消し、6カ月ぶ り高値で終えた。

ルーミス・セイレス(ミシガン州ブルームフィールドヒルズ)のフ ァンドマネジャー、ディーン・グリス氏は、「経済が全般に弱く、第2 四半期の企業決算にも懸念がある中で、これまでの経済統計は予想外の 朗報だ。今週は上昇が続くだろう。市場参加者は景気に対して前向きに なりつつある」と語った。

◎米国債市場

米国債相場は上昇し、利回りはほぼ4週間ぶり高水準から低下し た。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が21日の議会 証言で、米史上最大規模となった金融緩和策の出口戦略について概要 を示すとの観測が高まったことが背景。

バーナンキ議長による議会への半期経済報告を控え、10年債利回 りは6日ぶりの大幅な下げとなった。議長証言はワシントン時間21日 の午前10時に予定されている。国債相場はこの日の朝方には下落して いた。破たん回避を目指している米商業金融CITグループが、債券 保有者からつなぎ融資を提示されたと報じられ、国債の安全性に対す る需要が後退した。

モルガン・キーガン(テネシー州メンフィス)の債券セールス・ トレーディング・調査責任者、ケビン・ギディス氏は「債券市場の注 目はバーナンキ議長の議会証言だ」と指摘。「今は夏場のレンジ取引 に陥っている。バーナンキ議長は状況は改善しているとの見解を示す ものの、景気の完全な反転時期については言及を避けるというのが市 場の大方の見方だ」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後2時19分現在、10年債利回りは前週末比5ベーシスポイント (bp、1bp=0.01ポイント)低下の3.60%。一時は3.72%まで上昇す る場面もあった。10年債(表面利率3.125%、2019年5月償還)価格 は13/32上げた96 3/32。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続伸。5週間ぶりの高値を付けた。ド ル安と原油高を受け、代替投資とインフレヘッジを目的とした需要が 強まった。

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)の ドル指数は6週間ぶりの安値。今週発表の欧米経済指標がリセッショ ン(景気後退)が緩和していることを示し、リスク回避のドル需要が 弱まるとの思惑が背景にある。原油相場はほぼ2週間ぶりの高値。

キャピトル・コモディティ・サービシズのラニー・コーエン社長 は「この日の金相場はドル安を材料に上昇した」と指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 8月限は前週末比11.30ドル(1.2%)高の1オンス=948.80ドルで取 引を終了した。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油相場は4営業日続伸。米国株式相場の上昇に加 え、ドルが対ユーロで下落したことで商品の買いを促した。

原油相場は株式相場の上昇に伴って値上がりした。6月の米景気 先行指標総合指数(LEI)が前月比で上昇し、リセッション(景気 後退)の最悪期を脱した可能性が示唆されたことを好感した。中国の 商品調査会社CBIチャイナによれば、同国の製油業者は稼働率を8 週連続で引き上げ、16日時点で85.12%とした。

BNPパリバ・コモディティー・フューチャーズ(ニューヨー ク)の上席エネルギーアナリスト、トム・ベンツ氏は、「原油相場は ドル安と株高を背景に新たな高値に達した」と指摘。「楽観的な見方 が増えており、一部決算も予想を上回った」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物8月限は前週 末比0.42ドル(0.66%)高の1バレル=63.98ドルで終了した。年初 来では44%の値上がり。

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