7月20日の欧州マーケットサマリー:ダウ欧州600は6営業日連騰

欧州の為替・株式・債券・商 品相場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.4231 1.4102 ドル/円 94.31 94.20 ユーロ/円 134.22 132.86

株 終値 前営業日比 変化率 ダウ欧州株600 213.22 +2.55 +1.2% 英FT100 4,443.62 +54.87 +1.3% 独DAX 5,030.15 +51.75 +1.0% 仏CAC40 3,270.94 +52.48 +1.6%

債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 1.27% +.01 独国債10年物 3.41% +.01 英国債10年物 3.82% +.01

商品 直近値 前営業日比 変化率 金 現物午後値決め 952.75 +15.25 +1.60% 原油 北海ブレント 66.25 +.87 +1.33%

◎欧州株式市場

欧州株式相場は上昇。ダウ欧州600指数は3月以降で最長となる 6営業日連騰を記録した。戦後初の世界的なリセッション(景気後 退)が和らぎつつあるとの観測が広がった。

銅相場の上昇を背景に、オーストラリアの鉱山会社、BHPビリ トンは3.4%高。亜鉛生産で欧州2位、スウェーデンのボリデンは 14%の大幅高。英銀ロイズ・バンキング・グループは、同行の1-6 月(上期)決算が黒字となるとの新聞報道をきっかけに買われた。

ダウ欧州600指数は前週末比1.2%高の213.22で終了。先週 の同指数は6.8%上昇し、週間ベースとしては昨年11月以降で最大 の上げを記録した。ゴールドマン・サックス・グループやジョンソ ン・エンド・ジョンソンなどの米企業がアナリスト予想を上回る利益 を計上したことが背景にある。

スイスカント・アセット・マネジメント(チューリヒ)のファン ドマネジャー、ペーター・ブランデル氏は、「リスク意欲は再び高ま っている。米国の経済安定、あるいは回復を見込める明るい兆しがい くつかあった。企業利益が予想を上回ることが今後も続くだろう」と 語った。

米民間調査機関コンファレンス・ボードが20日に発表した6月 の米景気先行指標総合指数(LEI)は前月比0.7%上昇した。同指 数はエコノミスト予想を上回り、3カ月連続のプラスとなった。

20日の西欧市場では、18カ国中17カ国で主要株価指数が上昇。 ダウ・ユーロ50種株価指数は前週末比1.3%高、ダウ・欧州50種 株価指数は前日比1.2%上げた。

ロイズ上昇

ロイズは6.7%高。英紙サンデー・タイムズは19日、ロイズの 上半期決算はサブプライム(信用力の低い個人向け)投資に関連し数 十億ポンドに上る会計処理が黒字に寄与する可能性があると報じた。 情報源は明らかにしていない。

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)は5.4% 下げた。ドイツのDPA通信が、ポルシェが統合案の決断を今月末ま で先送りする可能性があると報じたことが売りを誘った。

◎欧州債券市場

欧州債市場では、ドイツ国債相場が続落。米商業金融のCITグ ループが破たん回避へ30億ドル規模の融資合意を発表するとの観測 を背景に、株式などの高利回り資産への投資が膨らみ、国債に対する 需要が減退した。

独10年債利回りは先月25日以来の高水準となった。MSCI 世界指数は6営業日連続で上昇した。CITの交渉について内容説明 を受けた関係者は、交渉が非公開であることを理由に匿名を条件とし、 CITがつなぎ融資についての合意を早ければ20日中にも発表する ことを明らかにした。

ドイツ銀行の金利ストラテジスト、ラルフ・プロイサー氏(ロン ドン在勤)は「CITがどうにか主要債券保有者から救済を取り付け たらしいとの見方が株式相場を支え、国債相場に対しては重しとなっ ている」と語った。

ロンドン時間午後4時24分現在、10年債利回りは前週末比1ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01)上げ3.41%。一時は7bp 上昇する場面もあった。同国債(表面利率3.5%、2019年7月償 還)は0.10ポイント下げ100.71。2年債利回りは2bp上昇し

1.27%となった。

◎英国債市場

英国債市場では、10年債相場が下落。英住宅市場の需要拡大を示 す統計結果を受けて株価が上昇。経済の下降ペースは緩和されつつあ るとの見方から、安全投資先としての国債需要が後退した。

ロンドン時間午後4時32分現在、10年債利回りは前週末比2ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げ3.83%。同国債(表 面利率4.5%、2019年3月償還)価格は0.14ポイント下げ

105.39。2年債利回りは5bp上昇し1.21%。

ハイ・フリークエンシー・エコノミクス(HFE)のチーフエコ ノミスト、カール・ワインバーグ氏は20日付リポートで、イングラ ンド銀行(英中央銀行)が量的緩和として資産購入を継続しているこ とが今後、英国債にとりプラスになるとの見方を示した。

ワインバーグ氏は、「英中銀はインフレを懸念する必要はないが、 景気がまだ底入れしていない可能性が残っていることも念頭に入れ るべきだ」と指摘。「当社は中銀が債券購入を継続することで国債相 場が下支えされ、イールドカーブ(利回り曲線)はフラット化してい くとみている」と述べた。

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