英当局、銀行監督官にストレステスト-224人中の10人は追試で合格

金融サービス機構(FSA)は銀 行審査に関わる高官を対象に、知識や適性を問うテストを初めて実施。 合格率は100%に達した。同テストは金融危機への反省から開発された もので、設問は銀行のストレステスト(健全性審査)からボディーラ ンゲージまで幅広い分野にわたる。

ブルームバーグが情報開示の請求により入手したデータによると、 当初は上級銀行審査官224人のうち10人が不合格となったが、再受験 で合格し、最終的な合格率は100%になった。

FSAは金融危機回避に向けて十分な措置を講じなかったとの批 判に対応し、採用する審査官の質向上を目指す取り組みの一環として、 今回のテストを実施した。これまでの信用危機で最初に国有化された ノーザン・ロックの調査では、FSAの担当官はメモを取るなどの基 本的な手順を踏んでいなかったことが明らかになった。

元FSA審査官を務めたプロモントリー・フィナンシャル・グル ープの規制担当アドバイザー、ジョナサン・マクマン氏(ロンドン在 勤)は、「100%の合格率は、こうした判断を下す立場にある担当官に は長年の経験と十分な知識の蓄積があることを物語っている」と述べ た。

FSAのサンツ最高経営責任者(CEO)はこの監督強化プログ ラムを創設した昨年5月に英議会で、資格なしと判断された審査官の 職務維持は認められないと述べていた。

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