【個別銘柄】金融、中国関連、三菱ケミ、農産工、クックパド、パソナ

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21日の日本株相場における材料銘 柄の終値は以下の通り。

金融株:東証銀行指数の終値は前営業日比2.7%高の160.50と、 TOPIX上昇寄与度で33業種中3位。米金融機関大手の4-6月期 決算が好感されたうえ、米商業金融CITグループが破たんを回避でき るとの観測が強まり、投資家の金融市場への信頼感が増した。三菱UF Jフィナンシャル・グループ(8306)が同3.5%高の556円と続伸、野 村ホールディングス(8604)は同4.9%高の770円、東京海上ホールディ ングス(8766)も1.5%高の2640円となった。

三菱商事(8058)などの中国関連銘柄:中国の経済誌「財経」が中 国人民銀行の匿名の幹部証言を基に21日伝えたところによると、中国 人民銀行は緩やかな金融緩和策を継続し、2009年下半期もインフレを 封じ込めながら経済成長を実現できると予測している。三菱商は5.5% 高の1793円、コマツ(6301)が5.2%高の1482円。

三菱ケミカルホールディングス(4188):8.1%高の413円で高値 引け。石油化学事業の需要回復や採算改善が期待されるなか、LED (発光ダイオード)照明に参入すると一部で報道されたことが好感され た。メリルリンチ日本証券では、同社株の目標株価を480円と設定、17 日から判断「買い」で調査を開始した。

日本農産工業(2051):ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)と なる80円(34%)高の314円で34万株が比例配分。なお5600万株超 の買い注文を残した。三菱商事は17日、約53%出資する同社を株式公 開買い付け(TOB)で完全子会社化すると発表した。買付価格が1株 330円と、17日終値より41%高く設定されたため、市場で買い付けて 投資収益を得ようと個人投資家などの買いが集まった。農産工取締役会 は同TOB提案に賛同を表明。

アドバンスト・メディア(3773):午後2時以降に急上昇、一時は

9.1%高の4万8000円とストップ高まであった。終値は2.4%高の4万 5050円。米アップルの多機能携帯端末「iPhone」「iPod touch」向けに同社の音声認識メールソフトを有償販売し始めたことが 明らかになり、今後の収益寄与などが期待された。

ヴィレッジヴァンガード(2769):14%高の33万8000円ストップ高 で一部比例配分。店舗のスクラップアンドビルド(閉店・移設開店)の 積極化や販売管理費抑制に伴う採算改善などで、10年5月期の連結営 業利益は前期比12%増の35億円と会社側は計画。野村証券は17日付 で、目標株価を58万5000円から65万9000円に引き上げた。

パソナグループ(2168):7.8%高の6万9500円ストップ高で一部 が比例配分。2600株超の買い注文を残した。下半期以降の景況回復を 見込み、10年5月期の連結営業利益予想を前期比24%増の35億円と設 定した。担当アナリスト3人による事前予想の平均26億円を上回る。

クックパッド(2193):東証マザーズ上場後2営業日目に当たる 21日、午前9時5分に公開価格9500円の2倍に当たる1万9100円で 初値を形成した。同社は料理レシピ投稿・検索サイトを運営する。運営 サイトの利用者数増加を背景に、業績の成長期待から買いが膨らんだ。 終値は2万150円。

JPNホールディングス(8718):12%高の515円。一時ストップ 高を付けた。中長期債権の回収が順調なうえコスト削減が奏功し、10 年1月期の連結純利益は3億7000万円になる見込み。前回予想から

5.7%の増額修正。

ゲンダイエージェンシー(2411):5.4%高の10万9000円。「CR エヴァンゲリオン5」「CRスーパー海物語IN地中海」などの人気パ チンコ機の新台入替告知需要が高まったほか、パチンコホール大手によ る新規出店も増え、4-6月期の連結純利益は前年同期比15%増の3 億4800万円となった。据え置かれた通期(10年3月期)計画の12億 7200万円に対する進ちょく率は27.4%。

新日鉱ホールディングス(5016):4.8%高の477円。18日付の日 本経済新聞朝刊によると、同社の4-6月期の連結経常利益は前年同期 比5割減の250億円前後になったもよう。銅価格の下落で金属事業の利 益が減少した。ただ、313億円の経常赤字だった1-3月期に比べると 電子材料などに回復傾向がみられるという。

IHI(7013):5.3%高の160円。18日付の日本経済新聞朝刊に よると、同社は住友金属工業(5405)から高炉を受注した。受注額は数 百億円になり、設計から製作、施工、試運転までを一貫して担当し、 2012年に完成させるという。

三菱電機(6503):3.6%高の607円。18日付の日経新聞朝刊など によると、同社は17日、気象庁が行った国際入札で気象衛星の次期 「ひまわり」2基を落札した。落札額は合計293億9895万円で、2014 年度と16年度に打ち上げる予定。

ヤマハ(7951):4.5%高の1138円。18日付の日経新聞朝刊によ ると、主力の楽器事業が不振で、同社の4-6月期の連結営業損益は8 億円程度の赤字になったもよう。前年同期は56億円の黒字だった。た だ、人件費や広告宣伝費などの経費削減を押し進めており、前年同期か ら50億-60億円の経費を削ったという。

日産自動車(7201):3.7%高の590円。同社は20日、約7億ドル (約660億円)を投じ、電気自動車向けのリチウムイオン電池生産工場 を英国イングランド地方サンダーランドとポルトガルにそれぞれ建設す る計画を発表した。

オプテックス(6914):3.6%安の903円。一時880円と6月3日 以来、約1カ月半ぶりの安値水準に沈んだ。欧米の住宅市況が低迷した ほか、産業全般の設備投資抑制により、09年12月期の連結純利益は前 期比50%減の5億円に落ち込む見通し。前回予想の10億円からは50% の減額修正。

千趣会(8165):3.8%安の628円。消費者の節約志向などを背景 にカタログ全媒体で通信販売高が低減、09年12月期の連結純利益予想 を従来の28億円から15億円に45%減額修正した。前期実績は63億円 の赤字だった。

メイコー(6787):6.9%高の2180円。独電子回路基板メーカー大手 のシュバイツァーエレクトロニック社と、欧州における販売委託契約を 結んだ。基本合意は4月24日に締結していたが、17日に双方の取締役 会で決議、委託による販売事業を開始した。

アルデプロ(8925):100円(18%)高の649円ストップ高。なお 約80万株の買い注文を残した。筆頭株主で同社社長の秋元竜弥氏が自 ら保有するアルデプロ株式を一部金融機関に担保提供していた問題で、 同金融機関が担保権の実行によりアルデプロ株式が売却されたという。 秋元氏の持ち株比率は34.5%に低下したもよう。

デジタルハーツ(3620):3.0%高の27万600円。19日付の日経 ヴェリタスで、「『ない』と困る会社」のひとつとして紹介され、個人 投資家などの買いを集めた。同社は、ゲームソフトのバグ発見で高シェ アを持つ。このほか、トヨタ向け半導体製造装置で独占するテクノアル ファ(3089)が18%高の19万3000円ストップ高。

住友重機械工業(6302):10%高の410円。マッコーリー証券が 20日付で同社株の投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパ フォーム」に1段階引き上げた。新しい目標株価は600円。

日立建機(6305):9.5%高の1596円。KBC証券が17日付で、 同社株の投資判断を「売り」から「中立」に1段階引き上げた。

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