米国株(17日):ダウ続伸、週間7%上昇-3月以来の大幅高

米株式市場ではダウ工業株30 種平均が5日続伸。週間では3月以来の大幅高となった。この日は収 益見通しを上方修正したIBMが上昇。住宅着工件数が予想外に増加 したことも支援材料となった。

IBMは4.3%高。コスト削減で利益見通しが改善した。6月の 住宅着工件数が昨年11月以来の最多となり、JPモルガン・チェー スのほか、KBホームやD.R.ホートンなど住宅建設株が上げた。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の騰落比率は3対4。S& P500種株価指数は前日比ほぼ変わらず、週間の上昇率は7%弱。

ブラックロックのシニアファンドマネジャー、ケビン・レンディ ノ氏は「海外事業が全体の半分以上を占める大型多国籍企業の決算が 4―6月期は非常に好調だ。明らかに物色の仕方がものを言う状況 だ」と述べた。

ダウ工業株30種平均は前日比32.12ドル(0.4%)上昇の

8743.94ドルで終了した。S&P500種株価指数は0.1%未満下げて

940.38。

ダウ平均は週間ベースで7.3%上昇した。アナリストのメレディ ス・ホイットニー氏が銀行株に上昇余地があるとの見方を示したこと が買い材料となった。ゴールドマン・サックス・グループやインテル、 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などの決算がアナリスト 予想を上回ったことも買いを誘った。S&P500種の週間の上昇率も 3月以来で最大。

すでに期待値は低く

8日以降に4―6月(第2四半期)決算を発表したS&P500種 構成企業38社の利益は、平均で予想を16%上回っている。ブルーム バーグのデータによれば、500社全体の4―6月期業績見通しは35% 減益、7―9月(第3四半期)が21%減益となっている。S&P500 種は3月9日に付けた12年ぶりの安値から39%戻している。

MTBインベストメント・アドバイザーズ(ボルティモア)のシ ニア投資責任者、ウィリアム・ドゥワイヤー氏は「アナリストは業績 見通しをほとんどの企業が上回ることができる水準にまで下げてい た」と話した。

ハイテク株

IBMは4.78ドル高の115.42ドルと、昨年9月30日以来の 高値。14日には同じくダウのハイテク銘柄であるインテルが予想を 上回る決算を発表していた。

S&P500種の情報技術(IT)株指数は年初来で31%高と、全 10セクターで上昇率首位。2位の素材株指数(16%高)の2倍近い 伸びを示している。

米国外の売上高が全体に占める割合は2008年にIBMがほぼ 65%、インテルは85%。国際通貨基金(IMF)が8日に発表した 予測によると、今年も来年も新興市場国・発展途上国の成長率は先進 国を上回る。

IMFによると、新興市場の成長率見通しは今年が1.5%、来年 は4.7%。一方、先進国は今年がマイナス3.8%、来年が0.6%成長。 米国については今年がマイナス2.6%、来年は0.8%成長。

前日に75%下げた商業金融のCITグループは71%近く上げ70 セント。資金繰りに関して協議していることを明らかにした。

GE、グーグルは下落

一方、ゼネラル・エレクトリック(GE)は6.1%安。4―6月 (第2四半期)の売上高が予想を下回ったことが嫌気された

グーグルは2.8%下落。4-6月期決算で増収率が2.9%と、前 四半期の6.2%から伸び悩んだ。リセッションによる広告料の減少が 響いた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE