変動金利型住宅ローンが問題の原因ではない-地区連銀エコノミスト

米ボストン連銀のシニアエコノミ スト、ポール・ウィレン氏は16日、住宅ローン利用者の債務返済が 困難となったのは変動金利型住宅ローンが主因ではないとの見解を示 し、今回の金融危機について「広く信じられている考え」を否定した。

ウィレン氏は上院銀行委員会の公聴会での証言向けに用意された文 書で、失業と病気が「2007年に始まった住宅差し押さえの急増で中心 的な役割を果たした」と説明。さらに、「サブプライム(信用力の低い 個人向け)住宅ローン利用者の大半が、プライム(リスクの低い個人向 け)住宅ローンの審査には通らなかっただろう」と指摘した。

今回の証言は、ウィレン氏が今年、他のエコノミストと共同で執 筆した複数の調査リポートに基づいている。

同氏は「主な政策上の懸念の1つは、景気回復後でさえも、住宅 ローンのネガティブエクイティ(担保価値から借入額を差し引いた差が マイナスとなる状態)と失業の問題が長引く可能性が高いことだ」と語 った。

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