米CITグループ:融資の可能性をめぐり金融機関と交渉中

債券発行で米政府保証を得られ ず経営難に陥っている米商業金融CITグループは16日、融資確 保に向けて金融機関と交渉中であることを明らかにした。

CITは発表資料で、「選択肢の評価を継続している」と説明し た。事情に詳しい関係者1人によると、同社の発表に先立ち債券保 有者らが電話会議を実施し、負債圧縮のため一部の債券の株式への 交換の是非を協議した。

クレジットサイツのアナリストらによれば、CITは米政府の2 回目の支援を確保できず資金繰り難に見舞われており、破産申請を 回避するには最大60億ドルが必要になる可能性がある。同社は過 去8四半期で合計30億ドルの赤字を計上している。昨年12月には 財務省から23億3000万ドルの公的資金の注入を受けたが、連邦預 金保険公社(FDIC)の債務保証制度の利用を認められていない。

独立系格付け会社イーガンジョーンズ・レーティングスのショー ン・イーガン社長はブルームバーグテレビジョンとのインタビュー で、「CITは担保権を設定されていない資産で資本を調達しよう としており、数十億ドルを確保できるかもしれないが、それでは問 題解決にはならない」と指摘。「注目する必要があるのは、営業利 益が資本コストを大きく下回っている事実であり、リストラを余儀 なくされるだろう」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE