7月16日の米国マーケットサマリー:株は続伸、ルービニ氏の発言で

ニューヨークの為替・株式・ 債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.4137 1.4107 ドル/円 93.77 94.23 ユーロ/円 132.58 132.94

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 8,711.82 +95.61 +1.1% S&P500種 940.74 +8.06 +.9% ナスダック総合指数 1,885.03 +22.13 +1.2%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .97% -.04 米国債10年物 3.55% -.05 米国債30年物 4.44% -.05

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 935.40 -4.00 -.43% 原油先物 (ドル/バレル) 62.02 +.48 +.78%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では円がユーロに対して4日ぶり に上昇。米商業金融CITグループが米政府からの資金取り入れ交 渉が決裂したことを明らかにしたほか、フィラデルフィア連銀の発 表した同地区の製造業景況指数が落ち込んだことから、高利回り資 産への需要が後退し、その結果円に買いが入った。 Strq

ニュージーランド(NZ)ドルはドルに対して大幅下落。格付 け会社フィッチ・レーティングスがニュージーランドの長期ソブリ ン格付け見通しを引き下げたと発表した。米ニューヨーク大学のヌ リエル・ルービニ教授(経済学)がリセッション(景気後退)は年 内に終わるとの見方を示したことから米株が上昇、円は上げ幅を縮 小した。

ナショナル・バンク・オブ・カナダの外国為替担当マネジング ディレクター、ジャック・スピッツ氏(トロント在勤)は「株式の ボラティリティが通貨の材料になっている」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時45分現在、円は対ユーロで0.3%上 昇して、1ユーロ=132円56銭(前営業日は同132円95銭)。ド ルはユーロに対して0.3%下げて1ユーロ=1.4143ドル、前日は

1.4107ドルだった。円は対ドルで0.5%上げて1ドル=93円72銭 (前日は94円23銭)。

◎米国株式市場

米株式市場ではS&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が 4日続伸。ニューヨーク大学のルービニ教授が金融危機の最悪期は終 わり、年内にリセッション(景気後退)が終えんを迎えると発言した ことが買いを誘った。合併・買収(M&A)観測から資源株も高い。

肥料の製造・販売を手掛けるモザイクが12%上昇し、昨年12月 以来の大幅高。世界最大の鉄鉱石生産会社、ブラジルのヴァーレが 250億ドルで買収する可能性があるとの報道が材料となった。ルービ ニ教授の発言を受けて、ユナイテッド・パーセル・サービス(UP S)やゼネラル・エレクトリック(GE)に買いが入り、S&P500 種の産業株指数は全10セクターで上昇率首位となった。金融危機を 予想して的中させた同教授は、景気回復を確かなものにするため、追 加の景気対策が必要になる可能性があるとも述べた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価 指数は前日比0.9%高の940.73。ダウ工業株30種平均は95.61ド ル(1.1%)上昇の8711.82ドルで終了した。

ハイマーク・キャピタル・マネジメント(サンフランシスコ)の 最高投資責任者(CIO)、デービッド・ゲーツ氏は「市場参加者が 抱き始めている楽観的な見方はリセッションがあと数カ月で終わるか もしれないというものだ。最も弱気な人々でさえ、考えを改め始めて いる」と述べた。

◎米国債市場

米国債相場は4日ぶり反発。米商業金融CITグループが政府か らの資金支援は受けられそうにないとの見方を表明したことや、フィ ラデルフィア連銀製造業景況指数のマイナス幅拡大を受け、国債の安 全性が 見直された。

10年債利回りは低下。米財務省が発表した対米証券投資統計で、 中国が5月に米国債の保有を増やしたことが示されたことも好感され た。一方、ロシアと日本、カリブ海諸国は保有を減らした。国債や株 式市場のボラティリティを示す指数はいずれも上昇した。

ブロードポイント・キャピタルのマネジングディレクター、グレ ン・カペロ氏は「CITの問題が転機となった」と指摘。「すべての 金融機関を救済できるわけではないことに政府自身が気づき始めてい る。リスク資産を買い取る蜜月期間は終了した。これは国債相場には 支援となる」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後2時19分現在、10年債利回りは前日比7ベーシスポイント (bp、1bp=0.01ポイント)低下の3.53%。10年債(表面利率

3.125%、2019年5月償還)価格は18/32上げて96 21/32。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は下落。ドルが上昇するとの観測が広が り、代替投資としての金の魅力が減退した。

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE) のドル指数は一時0.2%低下する場面もあったが、その後、金市場の 引けにかけて一時低下幅をほぼ埋めた。

英バークレイズ・キャピタルのアナリスト、スキ・クーパー氏 (ロンドン在勤)「この先数週間にドルが上昇するとの見方は、金 の騰勢を抑制するだろう」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先 物相場8月限は前日比4ドル(0.4%)安の1オンス=935.40ドル で取引を終了した。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油相場は続伸し、1週間ぶり高値となった。米ニ ューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授(経済学)がリセッション (景気後退)は年内に終了するとの見通しを示したことが手掛かり。

原油相場は取引終盤にかけて反転。金融危機を正確に予想したこ とで知られるルービニ教授の同発言に反応した。朝方には売りが先行 し、下落幅は一時2ドルとなった。米国の原油在庫が増加する一方、 リセッションの継続で需要は減退するとの懸念が広がった。

PFGベスト(シカゴ)のバイスプレジデント、フィル・フリン 氏は「株式相場が堅調で、原油もそれに追随した」と指摘。「ルービ ニ教授が正しければ、需要は拡大し、この日の上昇も正当化される。 ただ、原油相場は依然ぜい弱であり失業率がさらに上昇すれば新たな 下値を試す展開も予想される」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物8月限は前日 比48セント(0.78%)高の1バレル=62.02ドルで終了した。

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