ガイトナー米財務長官:市場への信頼感上昇へ「持続的な」兆候

ガイトナー米財務長官は金融市場 が回復しつつある「持続的な」兆候が見られるとしながらも、景気回 復が浸透する前に刺激策を解除すべきではないとの見解を繰り返した。

ガイトナー長官は訪問先のパリでブルームバーグテレビジョンと のインタビューに応じ、「金融市場に対する信頼感の高まりを示す持 続的な兆候が見られる」と指摘した。その一方で、景気対策の早計な 解除は「経済の基底を損ないかねない」とし、「そのような状況を招 くわけにはいかない」と述べた。

ガイトナー長官の発言は、第2次大戦後最悪のリセッション(景 気後退)から脱却しつつある兆候を示しながらも、回復に向けた勢い に欠ける米経済の現況と一致する。同長官は16日、オバマ政権は米経 済を成長軌道に戻すことに注力しており、財政赤字を縮小しドルの価 値強化に取り組むのはその後だと強調した。

同長官はその後、インターネットのチャットを通じた仏紙レゼコ ーとのインタビューで、「国際金融システムにおけるドルの地位によ り、米国は国内金融システムへの信頼維持をはじめ、回復が始まった 際の財政赤字の縮小、米連邦準備制度理事会(FRB)が達成してき た物価安定の功績の維持など、特別な責任を負っている」と語った。

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