英銀はボーナス支給遅らせる必要、リスク軽減も-企業統治で提言

英政府の委託でまとまったコーポ レートガバナンス(企業統治)に関する報告書によれば、金融危機の 再発防止に向けて、英国の銀行はボーナス支給を遅らせるほか、リス ク委員会の監督権限と会長の責務を拡大する必要がある。

モルガン・スタンレー・インターナショナルの会長などを務めた デービッド・ウォーカー氏は、16日発表の報告書で、取締役会の報酬 委員会は会社全体の給与を検証し、ボーナスを回収する権限を与えら れる必要があると提言した。さらに、最高リスク管理責任者(CRO) は取締役会の委員会に直接報告し、非常勤役員はリスクコントロール を監督する役割を与えられるべきだと付け加えた。

ウォーカー氏は電話インタビューに応じ、「事を荒立てるのは通常 のことではないという文化がある」と指摘し、「異議申し立てを重視す ることは極めて重要で、失敗した多くの取締役会に明らかに欠如して いたことだ」と語った。

英政府は、取締役会の間違った慣行や、リスク管理、報酬制度が 世界の金融セクターを破たん間際まで追い詰めたと指摘し、この報告 書を好意的に受け止めている。

財務省のマイナーズ政務次官は電子メールで配布した声明で、「取 締役は今後、経営責任者に対しより厳格な疑問を投げ掛けるべきだ。 自らの責務を果たすためにはさらに時間を費やす必要がある」と述べ た。同政務次官は、ウォーカー氏の提案を英政府が国際的に提言して いくことを明らかにした。

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