「確信」欠くFOMC:メンバーの見通しに開き-政策こう着の要因

米連邦公開市場委員会(FOMC) メンバーの景気見通しは先月、楽観派と悲観派の差が広がった。来年 の米経済予想には、停滞から1999年以来の高成長までの開きがある。

15日に公表された6月のFOMCの議事録は、半世紀で最悪のリ セッション(景気後退)から米経済が脱するペースについて、当局者 らが4月に比べ確信を失っていることを示唆した。信用市場の復活の スピードについても7870億ドル規模の景気刺激策の効果についても、 メンバー間で意見が割れている。

ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルー・クランドール 氏は「FOMCは景気の先行きについて、全体としての確信を欠いて いる」とした上で、「当局の不透明感が、政策転換について市場に警 告し始める時期を遅らせるだろう」との見方を示した。

FOMCは6月、ゼロ金利政策継続を決めるとともに、異例の低 金利が長期化するとの見通しを示した。2010年の失業率の予想は6月 に8.5-10.6%までばらつき、4月時点の8-9.6%に比べ差が広がっ た。10年の成長率予想の開きも6月は3.2ポイントと4月の2.5ポイ ントから拡大した。

元米連邦準備制度理事会(FRB)金融政策局長のビンセント・ ラインハート氏は、「不確実性はそれ自体が、政策据え置きの理由に なる」と指摘した。

To contact the editor responsible for Chris Anstey at canstey@bloomberg.net

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