麻生首相:両院総会開催要求に「逃げるつもりない」(Update2)

麻生太郎首相(自民党総裁)は 16日夕、首相官邸で記者団に対し、中川秀直元幹事長らが地方 選挙敗北の総括などを名目とした両院議員総会の開催を要求する 署名を党執行部に提出したことについて「いろんな形があろうかと 思うが、この種の話から逃げるとか、そういうつもりはまったくない」 と述べ、党所属議員と意見交換する会合が設定されれば出席する 考えを表明した。

ただ、閣内にいながら署名に応じた与謝野馨財務・金融相が首 相に自発的退陣を要求したと同日付の読売新聞などが報じたこと について首相は「個別会談の内容についてわたしのほうから話をす ることはありません」とコメントを避けた。

自民党内では、首相の下での衆院解散・総選挙に反対する中 川元幹事長ら「反麻生」グループとの攻防が激化。中川氏らは16 日、東京都議会議員選挙など地方選を総括し今後について議論す るための両院議員総会の開催を求める署名を若林正俊両院議員 総会長らに提出。署名には与謝野氏と石破茂農水相も加わってい たため、党内の混乱が拡大していることを印象付けた。

国内主要メディアの報道によると、中川氏らは両院総会開催に 必要な党所属議員の3分の1を上回る133人の署名を集めたもの の、一部に取り消しの動きがあるという。

河村建夫官房長官は16日午前の記者会見で、両院議員総会 開催の可能性について、「こうした各議員の危機感をどう受け止め るかということも大事なことだ。会合の持ち方、時期などは細田博之 幹事長の方で検討している」と述べ、細田氏の判断に委ねる考えを 明らかにした。

「麻生降ろし」で一致せず

河村氏は「石破大臣は麻生降ろしに加担していることではな い、と明言されている。いわゆる前倒しをして表紙を変えようという 方とそうでない方といろんな思いを抱いて署名された方がいるので はないか」と指摘、署名議員が必ずしも総裁選前倒しの「麻生降ろ し」で一致しているわけではないとの見方を示した。

また、首相が宣言した7月21日の週早々の解散、8月30日投 開票という総選挙日程についても「首相の基本的な考え方は変わ らないのではないか」と語った。

与謝野氏は両院総会開催要求への署名について「多くの方が この解散・総選挙を心配されているわけだから、党の執行部として は議員の意見を聞くのが当然のこと。これを避けて通る必要はない と判断した」と指摘。石破氏は「首相辞めろとか、そういうような流れ 方をするつもりもまったくない」とコメントしている。両氏の発言場面 はフジテレビが15日夜のニュースで放送した。

-- Editor: Hitoshi Sugimoto, Masaru Aoki

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Sachiko Sakamaki

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