明治安田生命:ヘッジファンド投資を継続削減、流動性リスク警戒で

明治安田生命は2009年度もヘッジフ ァンド投資の残高を減らす方針だ。08年の金融市場の混乱で、ファンド の解約ができないという流動性リスクが浮き彫りとなったのを教訓に、 リスク資産の削減を引き続き進める。同社運用企画部・運用企画グルー プの牧野伸二グループマネージャーらが16日、ブルームバーグ・ニュー スとのインタビューで答えた。

明治生命保険と安田生命保険は両社とも04年1月合併前の98年か らヘッジファンド投資を開始。投資残高のピークは05年3月末の約1500 億円だった。その後はシングル・ファンドの解約を中心に残高を圧縮して いる。09年3月末の投資額は約650億円で、ほとんどが欧米のファンド・ オブ・ヘッジファンドとなっている。同社のヘッジファンドを含めた運 用資産は全体で約23兆3000億円。

08年度は400億円以上削減した。同グループの石野広治主席スタッ フは「08年度は上半期から残高削減に動いた」と指摘し、「下半期のリ ーマンショックから着手したのではこれほど圧縮できなかった」との見 方を示した。牧野氏は09年度について「08年度に圧縮しきれていない 分を削減する」と述べたものの、具体的な削減額については言及しなか った。

同社は、為替リスクを伴う(オープン)ヘッジファンド投資での期 待収益を1けた台の後半としている。石野氏はここ数年の運用結果につ いて、円高などの影響もあり「金融市場が厳しく思うように収益があげ られていない」という。

伝統的な運用資産との相関関係

調査会社のユーレカヘッジによると、本来は伝統的な運用資産との 相関関係が低いとされるヘッジファンド投資が今年に入り、株高基調な どを背景に改善傾向にある。ただ、牧野氏はヘッジファンドと伝統的金 融資産との関係が「この数年みていると本当に低いのか疑問」と述べ、 流動性リスクの高いヘッジファンド運用は当面、限定的な対応をせざる 得ないとの見方を示した。

-- Editors:Hidekiyo Sakihama Takeshi Awaji

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