独MAN:中国重汽に25%出資へ、約740億円-新興市場で事業拡大

欧州3位のトラックメーカー、ド イツのMANは、中国最大の大型トラックメーカー、中国重汽(香港) の株式25%を5億6000万ユーロ(約740億円)で取得することで合 意した。リセッション(景気後退)の影響で独国内の販売が打撃を受 ける中、中国での事業拡大を図る。

MANは15日発表した資料で、中国重汽の新株と発行済み株式を 取得することを明らかにした。1株当たりの出資金額は、香港市場に 上場している中国重汽株の過去60日間の平均価格に21%上乗せした 水準。

景気低迷で業界全体の欧州における大型トラック販売は1-5月 に45%減少。こうした状況を受け、MANは中国やそのほかの新興市 場での事業拡大を狙っている。一方、競争激化で1-6月(上期)の 減益見通しを余儀なくされた中国重汽にとっては、新技術獲得のチャ ンスだ。

MANのハカン・サムエルソン最高経営責任者(CEO)は、香 港からの電話会見で、「当社は中国市場に足場を築きたいと考えていた。 中国重汽は技術を供与できる相手を求めていた」と述べた。

合意に基づき、MANは中国重汽に対し、エンジンと車台、車軸 に関する技術をライセンス供与する。中国重汽は2015年までに年5 万台を販売する目標を掲げていて、獲得した技術を利用して中国でト ラックの新たなシリーズを開発・製造する。

サムエルソンCEOは、両社が中国やそのほかの新興市場向けに 高級トラックの新ブランドを共同開発する計画もあると発言。その上 で、中国当局が今回の資本提携を数カ月以内に承認するとの見方を示 した。

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