ヘッジファンドのタフトン:海運会社株50%取得-不振企業に投資へ

世界最大の海運ヘッジファンド を運営するタフトン・オセアニック・ファイナンス・グループは、海 運関連会社オールオーシャン・チャーターズ(シンガポール)の株式 の50%を取得した。残りの株式は、非公開の投資会社SIFが保有し ている。

タフトンの15日の電子メールによると、オールオーシャンが所 有する石油タンカーやコンテナ船、ばら積み船など計14隻の価値は2 億5000万ドル(約240億円)。取引価格は公表していない。これと は別にタフトンは、計画している「オセアニック・ディストレスト・ ファンド」で3億-4億ドルの調達を予定している。

需要軟化と船舶数の増加により、鉄鉱石などを運搬するばら積み 船の用船料は昨年、92%下落。石油タンカーの運搬レートも78%落ち 込んだ。リース収入が営業コストを下回ったため、ウクライナのイン ダストリアル・キャリアーズやデンマークのアトラス・シッピング・ グループなどの海運会社が債権者からの保護を申請した。

タフトン・オセアニックのエーリック・リンド最高経営責任者 (CEO)は電子メールで「大半の海運市場や多くのオフショア市場 はパーフェクトストーム(最悪の事態)に見舞われている。需要の伸 びが低水準あるいはマイナスとなり、船舶供給は向こう数年間に30- 50%増加すると予想される。このような資本集約的な業界では非常に 重要な融資資金へのアクセスも制限されている」と指摘した。

リンドCEOは、オールオーシャンに関する合意は「今回のサイ クルで数多く計画している、資金繰りに苦しむ企業への投資のうちの 最初のケースであり、かなりの価値を創出できると見込んでいる」と 述べた。

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