米SEC:元ゴールドマン社員含む11人をインサイダー取引で提訴

米証券取引委員会(SEC)は15 日、損害保険会社セーフコと機械レンタル会社ネフの買収に関して調査 し、ゴールドマン・サックス・グループの元バンカーを含む11人がイ ンサイダー取引を行っていたとして提訴したことを明らかにした。

SECによれば、2008年の損保会社リバティ・ミューチュアル・ ファンドによるセーフコの買収と、05年の企業買収会社オデッセイ・ インベストメント・パートナーズのネフ買収提案に関連し、7件のイン サイダー取引が発覚した。

SECによると、ゴールドマン・サックスの投資銀行業務ジュニア アナリストだったアンソニー・ペレス被告(26)はセーフコ買収を知 って弟のイアン・ペレス被告(23)に伝え、イアン被告が同社の株式 購入で15万ドル(約1400万円)余りの利益を得た。また、マイアミ の弁護士トーマス・ボレル被告(48)はネフへの買収提案を知り、70 回余りブローカーに電話して97万5000ドルの利益を得たとされてい る。

SECによれば、ペレス兄弟は不正行為を肯定も否定もせず、和解 した。フロリダ州在住のアンソニー・ペレス被告は2万5000ドル、イ アン・ペレス被告は15万2992ドルをそれぞれ支払う。

アンソニー・ペレス被告の弁護士マーティン・アウアーバック氏、 イアン・ペレス被告の弁護士ロバート・レベンタール氏にそれぞれコメ ントを求めて伝言を残したが、返答はない。ゴールドマン広報担当のエ ド・キャナデー氏は、昨年この件を聞いた後でアンソニー・ペレス被告 を解雇したと述べた。

ボレル被告の弁護士、デービッド・チェース氏は、ブローカーに頻 繁に電話していたとのSECの主張が「何の証拠にもならない」と指摘。 「以前から金融市場で積極的なトレーダーであった同氏の過去と矛盾し ない行動」だったとし、「ボレル氏は法廷でSECの主張に積極的に反 論する予定だ」と述べた。

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