余剰能力対処誤れば「デフレスパイラル」も-世銀チーフエコノミスト

世界銀行のチーフエコノミスト、 林毅夫(ジャスティン・リン)氏は、世界経済が余剰生産能力への対処 を誤れば「デフレスパラル」に陥るリスクがあり、その場合、現在の金 融危機は長引き、結果としてより多くの企業の救済が必要となりかねな いとの見方を示した。

林氏は南アのプレトリア大学で講義し「大幅な余剰生産能力が築 き上げられており、この問題に対処しない限り、世界はデフレスパイラ ルに直面し、現在の危機は長期化する」と指摘。「余剰生産能力の問題 がひとたび表面化すると、経済は悪循環に陥る」とし、「先進国の金融 部門は将来的に追加の救済策が必要となり、一部の途上国で金融危機が 起きる可能性がある」との見方を示した。

同氏は、途上国は「高成長を促すのに十分な見返り」が期待でき るプロジェクトに投資することによって、世界的なリセッション(景気 後退)の副次的影響を回避し得ると指摘。「政策の主な目的は、できる だけ迅速かつ効果的に需要を作り出すことだ」との考えを示した。

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